シンフォニック=レイン の検索結果:

 シンフォニック=レイン考察  「Erogamescape」投稿より

SR

これまで色々と試行錯誤してきた「考察」、あるいは「読解」が、一通り結論付けられたと考えます。そしてそれがつまり、この作品が持つ意味であり、テーマであるとも。ただ、まだわからないことはありますし、まだまだ読み解けたとは考えていません。けれど少なくとも、これまでの文章よりは、論旨や展開がマシな、読みやすいものになっているのではないか、と、こっそり自負しています。 もちろん、完全なネタバレ。 反転していませんので、ご注意。 →http://d.hatena.ne.jp/hajic/…

 シンフォニック=レイン

SR

…人への第一の手紙 『シンフォニック=レイン』という作品の抱えるテーマとは何だったのか。それは「嘘」でも「偽り」でもなく、「奇跡」でもなく、まさしく『愛』そのものである。真理が正統性を失い、目指すべき方向は定まらず、呆れるほどのニヒリズムに満ちたこの世界においては、ただ『愛』、ただそれだけが、我々が信じるべき全てなのだ…。 さて、このようなことを言葉で書いたところで、誰が「その通り、愛が全てだ」と頷くだろう。言葉はあまりにも真理からかけ離れていて、ゆえに言葉ではけして書き表せな…

 目覚めよと呼ぶ声が聞こえ

SR

…この時初めて、全ての物語の存在自体の意味が、『シンフォニック=レイン』という世界の語る主題が、明確に示される。かの「グランドエンドの存在」という疑問、それ自体を通して、すべての物語はクリスの物語へと集束する。フォーニという存在があってこそ、フォーニエンドへの疑念が生まれてこそ、「私たちの中で」、クリス(とトルタ)が、この物語が、「本当に幸せな結末」を得たことが、逆説的に確信されるのだ。フォーニエンド。それは第三の光であり、第三の声部であり、そして確かに、最後の物語なのである。

 シンフォニック=レイン

SR

クリス。 目を覚まさない。大丈夫だろうか。熱がある。私が悪かったの。お腹は空いていないんだろうか。お願い、目を覚まして。いつから眠ってるの? ごめんなさい。そんなつもりじゃなかったのに。トルタに任せなくちゃ。私じゃ駄目なんだ。クリス。どうして私じゃ駄目なんだろう。目を覚まして。クリス。もうあんなこと言わないから。どうしてあんなことを言ったの? 見守っているから。熱が下がらない。愛してる。クリスのフォルテールが聞きたい。笑顔が見たい。歌を歌ってあげなくちゃ。そして言うんだ。私の…

 シンフォニック=レイン

SR

…これだけは言える。『シンフォニック=レイン』とは、何だったのか。それは、「クリスが彼の本当のココロに気づく」という、ただそれだけの物語である。クリスはただ、「事故」だけを忘れていた。それだけは思い出すわけにはいかなかった。彼は「僕はアルが好きだ」ということを覚えていた。それだけは忘れるわけにはいかなかった。なぜ? クリスが本当に認めたくなかったもの。それは「アルの事故」ではなく、「アルがいなくなれば、トルタを選んでしまうだろう自分」ではないのか。アルへの想いの否定こそを、彼は…

 シンフォニック=レイン

SR

…祭。その日にこそ、『シンフォニック=レイン』最大の嘘が暴かれる。天蓋の広場でクリスに落ちかかる、ただ一滴の雨。絶対に起こってはならない瞬間に起こされた、絶対に起こらないはずのこと。そう、クリスが抱える嘘、あるいは読者のとんでもない思い違い。その存在が、この日この時、切ないほど明確に示される。テクストを見、そして、そこに 書 か れ て い な い 真実を読むこと。天蓋、それはかつての誰かの、今なお機能のためだけにそこにあるとは思えないほど、美しい想い。それは世界全てを悲しみか…

 シンフォニック=レイン

SR

以前、私は『シンフォニック=レイン』に、奇跡は起こらなかった、と書きました。でも今ではそれを否定できます。なぜなら本当は、あの世界には、初めから奇跡が起こっていたから。奇跡、それは絶対に起こらないはずなのに、なぜか起こってしまったもの。それは誰かの涙で、世界を優しい嘘で包みながら、同時に、世界の嘘を”見せて”いたもの。それは、厚い天蓋の中にさえ、降りそそぐもの。

 月森さんぽ様へ

SR

…。研究にかこつけて、シンフォニック=レインの聖地巡りに行ったというのが本当のところです。訪れたのはイタリア中北部、ミラノ・ボローニャ・フィレンツェといった辺り。そこには一般的なイタリアのイメージと異なり、曇りがちの空と薄汚れた町並みが広がります。特に娯楽もなく、美食もなく、観光地もなく、地味だけれど、それなりに皆、毎日を生きている地方。一言で、良かったです。私はシンフォニック=レインという物語を、ゴシック式の大聖堂のようだと感じました。外から見ればこの上なく地味でありながら、…

 シンフォニック=レイン

SR

今こそ言いましょう。本作は間違いなく、歴史的な何かです。ゲームだと思わず、小説だと思わず、書物だとさえ思わずに、「見えるもの」と「見えぬもの」、その全てに、静かに目をこらすこと。そうすればいつか、”読むこと”の難しさ、恐ろしさ、そしてなにより、その素晴らしさに、気づくことができるはず。そう、たとえこの世界の全てが儚い人の言葉でできているとしても、ほんとうの答えはきっとある。どこか、テクストを越えたところに。

 ひまありさんへのお返事 転載

SR

…全体を一つの物語として見るとしたら、やっぱりどこかに本当の結末(fine)が必要だし、悲しいけれどシンフォニック=レインという作品のそれは、アルの死(al fine)と名付けられた結末以外にないんじゃないかなあと、私は思っています。 人も時間も流れていく。時間を戻すことはできないし、ずっと変わらずにいることもできない。そのことを素直に受け止めて初めて、クリスとトルタはあの子供の姿を捨てることができたのでは。al fine ラストシーンの二人は、なんだかとても大人びて見えます。

 シンフォニック=レイン ウェブリング 参加のお誘い

SR

…na.ne.jp/ シンフォニック=レインのウェブリング、参加して頂けるサイトを募集しています。ウェブリングなど言ってしまえばただのリンク集でしかないのですが、それゆえに登録サイトが少ないとその存在意義自体が消滅するのでした。ああ、このままではトルタ萌えサイトにでもするしか。それでも良いけれどあまり良くないので、皆様ぜひご参加くださいませ。少しでもシンフォニック=レインについて言及されている――あるいは今後言及する予定がある――サイトのオーナーさんであれば、誰でも参加可能です…

 シンフォニック=レイン ソナタ式考察

シンフォニック=レインという物語を構成する文章は、唯一『DPC 妖精の本』を除き、すべてモノローグである。すなわちSRは、すべて、「作中に登場する誰か」の主観によって語られる物語だ。ゆえに、彼らの発言や理解は、十分に疑われなければならない。なぜなら作者は神であり、「作者の視点」はけして間違わない。しかし、登場人物は、いくらでも間違い得る(むしろ、間違わせ得る――作者によって)。そしてSRとは、恐ろしいことに、全て「確実に間違い得る誰かの主観」において書かれた物語なのだ。 A:…

 なぜ、フォーニルートは

SR

…在フォーニエンドまでシンフォニック=レインを読み進めた読者なら、エンディングで夜空を飛ぶ「光」の正体、それは「誰かの魂」だ、と言うことに感づいていることでしょう。普通に考えると、フォーニエンド以外の全てのエンディングでアリエッタは死んでいるはず。ですからフォーニエンド以外のエンディングにおいて、あの「光」は「アル(=フォーニ)の魂」です。ここまでは良い。しかし、おかしい。フォーニエンドでは、アルは生きかえってしまった。そして、アルはフォーニだった。ならば、「光」、すなわち「ア…

 Canvas セピア色のモチーフ 再考

…が扱う深刻なテーマはシンフォニック=レインとも響き合うところがあり、ほぼ間違いなく、本作はSRの参考とされたのでしょう。ええ、密かな名作です。なおシリーズ第二作、『Canvas2』は鷺ノ宮藍のお姉さんが出てくる以外ほぼ無関係。メーカーが気合いを入れて作ったCanvas世界のファンディスクみたいなものと言っても過言ではないのですが、これはこれで楽しい。ファンディスク万歳。追記:アマゾンの概要説明文『女の子達と触れ合って自分を取り戻す18禁恋愛SLGのDVD版 』というのはまさに…

 For RITZ

…は、岡崎律子自身の『シンフォニック=レイン』に対する答えであったに違いない。事実、『SR』という物語と「for フルーツバスケット」という歌は、思いの外美しく響き合う。春はまだ遠く、生まれ変わることはできないけれど……心ごと全て投げ出せたなら…lets stay together…彼女の最後のアルバムの、最後に贈られたこの歌。それこそは彼女が最後まで歌い続けた想いの核心、彼女の心からの願い。そんな彼女の想い、それはSRという物語を構成する全ての歌の中にある。そしてSRは、それ…

 シンフォニック=レイン トルタはなぜ

SR

トルタはなぜ、クリスを騙せたのか――そして、フォーニエンドにおいてアルになってしまったのか――についての、以前の私の解釈の修正。それは「どうしてクリスは”恋人”と”その妹”の差なんて重要なことを見分けられなかったの?」という疑問に対する答えでもある。(id:hajic:20050212#p1を参照)普通は見分けるでしょう。バレるでしょう。それはなぜだったか。それはつまり、彼女らが本当に二人は一人だと思っていて、でも互いの足りない部分を補い合っていて――つまり二人ともに相手の弱…

 シンフォニック=レイン  ―― 私の答え

SR

・この世界には、唯一「死」以外に、真実はない・『偽り』は、幸せな結末を呼ばない だから、アルは生きかえっては、いけない。 なぜなら 『奇跡』は起こらないから 『奇跡』なのだ

 シンフォニック=レイン ウェブリング関連

SR

【シンフォニック=レイン ウェブリング】 (http://symphonic.g.hatena.ne.jp/)からのお知らせ ねたばれBBSにて、シンフォニック=レイン内に残る謎の検証作業を行っています。お気軽なご参加、大歓迎です。ただし、「相手の意見を撃破する」ではなく、「相手の意見を納得しようとする」姿勢において、ご利用ください。もちろん、そのためには当然、片っ端から質問をして構いません。納得するために、納得いかない点、わからないことを質問する。それは全く、失礼な姿勢では…

 シンフォニック=レイン ウェブリング関連

SR

【シンフォニック=レイン ウェブリング】 (http://symphonic.g.hatena.ne.jp/)からのお知らせ ねたばれBBS及びSRウェブリング用アップローダーを設置しました。なお、アップローダーは濫用されるとBBSほか色々置いてあるcgiサーバごと放棄されてしまう可能性があり、そうなると哀しいので、どうか皆さん大事にしてください。ねたばれBBS(新)http://w3.ksky.ne.jp/%7Emimomimo/cgi-bin/bbs/wforum.cgi…

 『空の向こうに』

SR

…はあると思う。In the rainシンフォニック=レイン総括の歌。それぞれにかなしみがあって、それぞれに幸せがある。そう、どのエンドも視点によっては幸せだ。それが不幸せに見えるのは、私たちがあえて客観的な視点を当てているから。だが、その視点に必然性はない。それは、客観者としての私たちが「そう見たい」だけに過ぎない。でも、それとは別に、きっと、みんな、本当に幸せになれる可能性はあると思う。そこに読者やクリスが存在しないかもしれないとしても。どこか、雨の中、この世界のどこかに。

 天蓋の話 〜抹茶さんへのご返事

SR

…です。 ■私の前提・シンフォニック=レインには、二つの「目に見える偽り」があった・一つは「piovaメーター」、もう一つは「クリスだけに見える雨」・空が晴れていても、クリスでなくても、piovaメーター自体は存在している・つまり「雨」が表すものは、は「piovaメーターの表す偽り」とは「別の偽り」である・その「雨」は、「トルタの嘘」が始まる前に降り出した・その「雨」は、クリスの世界を常に覆い尽くしている・そしてそれは「機能のためだけそこに作られたとは到底思えない、とても美しい…

 『シンフォニック=レイン』 世界は積み重ねられた嘘でできている

SR

※前提条件・魔法は、「ないもの」を「あるもの」とする力である・二人でかける魔法は、一人のそれとは比べものにならないほど、強力なら二人以上ではどうなる? たぶん、増えるだけ飛躍的に強力になる だとすれば 世界中の人々が参加して発動させる魔法。それはどれほどの威力を持つのだろう。 。

 もはやあまり語るべきではないかもしれない事象

SR

…巻き込んで発動した、シンフォニック=レイン最大の魔法。それはフォーニの魔法に他ならない。彼女の小さな魔法、その虚偽は、近づくものすべてを巻き込んで肥大化し、最終的にクリスを、クリスの属するすべて世界を、そして我々読者をも巻き込む馬鹿げた威力を持ってしまった。それは彼らの間で極めて緻密に重層化し、私たちの間で重層化し、世界をほとんど完全に塗り替えることに成功した。…おかしい。いくら彼女自身が嘘のような存在=妖精だとはいえ、一人でかける魔法には限界があるはず。それは一人にしかかけ…

 不可知論 あまり考えたくない疑問

SR

…れない。 そもそも、シンフォニック=レインの核となる着想と基礎設定を考えたディレクターの貝阿見氏と実際にノベルスクリプト担当した西川氏が別っぽいのに、そんな細かな所まで徹底して作れるのかってのが。 それ以上に、もしこれが全て計算された上での作品であったとするのなら、そんな奇跡のような完成度の作品が人の手で生み出せるのか、それこそ――「妖精」の手によるものでもなければ存在し得ないと思うし、それ程の完成度の作品が、これほどに不遇であることはどうしても受け入れられない。」天蓋から落…

 手遅れでない人に、お知らせ

SR

…話」です。たぶん、『シンフォニック=レイン』を普通に好きな人にとっては、好ましいお話ではないと思います。ですので、どうか、『シンフォニック=レイン』を好きな人は、決断してください。真実には、たぶん、「見ない」という選択もあるのです。そしてもしも、「それでも知りたい」という人がいれば、どうか、上記の日付から、順を追って読み進めてください。理解が、しやすいと思います。それだけですが。 なお、まだ『シンフォニック=レイン』を遊ばれていない方は、読まない方が良いと思います。といっても…

 シンフォニック=レイン

SR

気をつけてください。私の説明が単なる「よく筋道の通った嘘」でないことは私自身にさえ保証できません。 そこにはただ、「もっともらしさの程度が異なる、いくつかの説明」があるだけで、どれが真実かなんていうことには、たぶん、あまり意味がないのです。 追記:私がこの真相に気づいたのは、ちょうど遊びに来ていた私の弟との会話の中でした。彼は真実を見抜くことはできたけれど、それをうまく言葉に、文章にできない。私は、私自身では真実に辿り着くことは出来ませんでしたが、それらを文章として紡ぐことが…

 アリエッタ

SR

…と言いたくレベルですし。ベッド上のアルの顔が痩せてないのは、原画のしろさんが痩せた顔を描けないのが原因と思われます。4冊ほどしろさんの同人誌をもっていますがあの系統の顔以外見たことないので。 』この部分に関しては、たとえそうだとしたら私の説明が及ぶ世界ではありませんので、私は「そうなのかもしれません」と言うしか無いようです。ただ、個人的な意見を述べれば、それは「物語」としての「シンフォニック=レインという作品」の文脈上においては、あまり意味を持たない指摘ではないかと考えます。

 手遅れでない人に、お知らせ

SR

…話」です。たぶん、『シンフォニック=レイン』を普通に好きな人にとっては、好ましいお話ではないと思います。ですので、どうか、『シンフォニック=レイン』を好きな人は、決断してください。真実には、たぶん、「見ない」という選択もあるのです。そしてもしも、「それでも知りたい」という人がいれば、どうか、上記の日付から、順を追って読み進めてください。理解が、しやすいと思います。それだけですが。 なお、まだ『シンフォニック=レイン』を遊ばれていない方は、読まない方が良いと思います。といっても…

 symphonic=rain

SR

…伝えられない人。 『シンフォニック=レイン』この偽りの雨が降りしきる世界では誰一人、一人では世界を動かせない。だが恐ろしく緻密な嘘の積み重ねが、世界に最大の影響を与えた。シンフォニック=レイン世界、最大の嘘の使い手。彼女の歌声は、まるで天使のよう。「奇跡」を起こす、その歌声、 それはまさに、「疑似」魔法である。なぜなら、それは結局、嘘だから。そう、この世界には、魔法も奇跡も存在しない。人は死ぬ。そして帰らない。死を悲しみ悼む人々の歌声、そしてその歌声の調和こそが、唯一世界を明…

 真・フォーニエンド

SR

…でも、けして二人のココロは同じではない。だが一つの体からは、ただ一つの”うたごえ”しか紡げない。そう、ふたりとも、自分の、本当の”うたごえ”が、出せなくなってしまった。そしてそのことが、この”うたごえの世界”の中で意味することは―― 「ほら、僕なら、何度でも付き合うから。うまく歌えるようになるまでね」 この音楽教室の最初の生徒は――やっぱり歌が下手な、僕の最愛の人だった。なんという、皮肉。 ――フォーニエンドとは、『シンフォニック=レイン』という物語で最も、悲惨な結末である。