そこらの寺社の多さを見れば、「日本人は無宗教」という話が嘘っぱちであることはすぐわかる。すぐわかるがさて、それらのお社でいったいどういう神様が祭られているのかと問われた場合にさらさらと答えられる日本人は少ないのではあるまいか。かく言う私も…

私の一番好きな小説を挙げろと言われたら、これを選ぶ。文庫名の通り本作の区分は児童文学。童話を卒業した子供が、漫画に流れなければおそらく踏み入れるはずの領域に存在するテクスト群である。存在はするが、漫画の方が読みやすいし手っ取り早く面白いの…

いつも当てにならないヤフーニュースによると『世界の中心で愛を叫ぶ』や『ハリーポッター』といった人気小説のおかげで、減少の一途を辿っていた読書人口が近頃若干増加の傾向にあるとのこと。論調から察するにこれは「結構なこと=good」なのらしい。つまり…

『ハウルの動く城』の主人公、ハウルの声を当てるのは何とキムタク。主役にキムタクである。やる気のなさが一目瞭然、宮崎駿のロリコンぶりにも困ったものだ。というのも何せこのお話のヒロインと来たらほとんど全編お婆ちゃんの姿になっているものだから当…

同じく共同研究室のYさんからフェアトレードの南米産豆をいただく。そう言えば以前スター○ックスのレギュラーコーヒーは酸味が強くて苦手だいう話をしたら、「そもそもスタ○なんて搾取型巨大資本を儲けさせちゃダメ」と怒られたのだった。彼女が滔々と語った…

共同研究室でのんびりコーヒーを飲んでいたところ、研究員公募のサイトを閲覧していたSさんが突然笑い出した。モニタを覗き込むと信州大学応用きのこ学研究室と書いてある。どうやら信州大学には応用きのこ学なる研究テーマがあるらしい。なんと珍妙な。いや…

島本和彦*1作。サンデーだったか何かに連載されたテニス漫画。ほとんどテニスをしない。正確に言うと「いわゆるテニス」をしない。主人公は武道を一通り修めたガチンコな少年なのだが、テニスはやったことがなかった。お嬢様のお遊戯だと馬鹿にしていたから…

カクテルソフト製だとは思えないほど普通に楽しい恋愛AVG（そろそろこの言葉も死語か）、『Canvas』のファンディスク。その内容はあくまでハードボイルド、そして後期フィルムノワールの気配を強く持つブルージーで寂しい大人たちの物語であったりなかったり…

首相以下が検察を好きなように操るためにはどうすればよいか。法律のことなど何一つ分からない素人を法相に据えればよい、と言うわけで（そのあまりの露骨さにサプライズと言えばサプライズだった）先の新人事で法相に就任した南野女史は今も昔も看護婦一本…

バイクという乗り物は根本的に二人乗りに向かないと思う。安全の問題もそうだし、それ以上に精神的な意味で。私は二人乗りで遠出するくらいならいっそ自動車を使うから、法が変わろうが変わるまいが正直なところどうだって良い。とは言え高速道の二人乗り解…

キース・ジャレットのザ・ケルン・コンサートを購入。キースのみが為し得るあの類い希なる完全即興ソロ、その頂点を記したところの伝説のソロコンサートを収録した傑作アルバムである。と帯に書いてあったがあいにく私はもぐりなのでそんなジャズ界の事情は…

こんなに台風がどんどん来る年でも京都市内はほぼ被害なし。台風に限らず生まれてこの方、自然災害が市内に大きな被害を及ぼしたという話は聞かない。せいぜい近所の橋が通行止めになったであるとかそういう程度である。一方我が家を襲った最大の被害はほぼ…

河原と答える人は釣り好きか変態か素人だろう。よほど清流まで遡らない限り虫がやたらに多いし、露営場所に砂地を選んで無闇に砂まみれになるか、さもなければ地面がごつごつして寝づらいかのどちらかである。山中と答える人はマタギの子孫か何かに違いない…

. .だが、錠というものはいつも、閉ざされるべきものとしてではなく、誘惑するものとしてかけられるのだ。子犬のように無邪気な笑顔を振り撒きながらポニーが後ろを振り返り見て錠をかけ、私は前を見やって錠を開けた。八月の太陽が眩しすぎたあの日、私はお…

下宿の裏の塀の上を通り抜ける黒猫を餌付けしはじめて二週間弱、ついにニャーンと手の届く範囲まで近づくほど気を許してくれた。嬉しい嬉しいと猫缶を買い足しにスーパーへ行ったところ、店内で偶然友人と出会う。「せっかくだから二人で牛を食べよう、今夜…

小泉首相一派の最近のやり方はまるで恐怖政治である。逆らったら法務省から検察が動いて逮捕されるのだ。超怖い。

壊れたカシオペアがどうにもならないのでレッツノートを購入。なにせ6万円ちょっとで買ったPCに5万円近い修理費を払うのはかなりどうかと思うのだ。小さくて良いのだけれど。さてレッツノートはパナソニックの小型ラップトップPCである。小さくて良い。小さ…

盆踊りの起源は一遍上人の踊念仏なのだという話を聞いた。そういえばお地蔵さんを祭って踊っているなあ。２０へぇ。そういえばリオのサンバはどうなのだろう。実は昔、ブラジルに渡った日系人が広めたりしていたのなら楽しい。

最終ヒロイン間桐桜の義理の兄であり、Fateきっての嫌われ者である間桐慎二くん。その嫌われ様たるや発売直後の２ちゃんねるから現在のblogに至るまで凄まじい。もちろん原因は明白、桜との日常的な肉体関係である。主人公の士郎に自己を投影するノベル読者…

それこそおかしくなるくらい桜が好きだった慎二くんが可哀想な今日この頃。

マリウス・ロッシ。悪者男性トリオの一人。憎からず思っている女性に春を売らせて自虐趣味に浸る変態。当然破局するが色男なので？次から次へとモテまくる。最終的には精神的タフネスが高かったのか真性マゾだったのか、どういうわけかマリウスに無私の愛を…

引っ越しは完了したものの、ADSLがまだこない。ネットを離れていると禁断症状が出て大変困る。具体的に言うと無駄な日記を付けたくてむずむずしたり、ヤフーの馬鹿なニュースを見たくて堪らなくなったりするのだ。と言うわけで見てみたら「年金保険料で野球…