2005-12-01から1ヶ月間の記事一覧
正直言って、私は舐めきっていたのです。美少女ゲームなんて「勘違い純愛系」「理不尽痛い系」「意図不明デタラメ系」あたりにみな分類できる。結局のところどれも本体は絵なのだからシナリオなどあらすじ程度で十分だ。あらすじで背景を知り可愛い絵でお手…
すっかり忘れていました。今年のサイト目標はあらすじ仕様だったのでした。振り返ってみると、実際はじめの方はせっせとGUNSLINGER GIRLのあらすじを書いてみたり、AIRのあらすじを書いてみたりしていたのです。言うなれば『シンフォニック=レイン』のおか…
彼女はきみを好きだとは限らないのです。
この物語の主体は〈救済されえない男たち〉の方ではないか 博物誌 12月27日付け記事よりhttp://d.hatena.ne.jp/genesis/20051227/p1 主体という言葉に若干の語弊はあったとしても、私はこれに同意します。可哀想ですが少女たちの人生は既に終わってしまって…
それでもこの地で絶望しないで生きて行くにはあたりまえな理由がある ――チン・ジュングォン けだし名言だと思います。確かにあるはず、それぞれの理由が。ファルシータならきっと受け入れてくれるでしょう。あの優しい微笑で。
クリスマスとはいえ特にイベントもなく、平穏無事なうちに一日も終わりつつあります。デロンギのヒーターのじっくり暖かい、誰もいない研究室の隅で一人ちくちくと作業をしていると、これも一つの愛なき平和なのであろうなあなどと無意味な分析ばかりがはか…
Fantasma――兄弟の記憶に今も残る幻影、既に失われた彼女のGhost――をちらつかせながら、前巻までの「兄弟の物語」はしばし中断された。舞台へは第二の視点であるアレッサンドロが投入され、兄弟がひた隠しにする”兄妹の秘密”を暴くかに見える。それはジャンと…
見上げると空はびっくりするほど真っ青。本当に綺麗なこの冬の青空は、けれど冷たく乾ききっているわけで。ひび割れた窓辺の土を無感動に眺めながら、”陽気な午後”を過ごしていたトルタの気持ちに思いを馳せると、なかなか感慨深いものがある今日この頃です…
『おまえのなつやすみ』公式サイト内キャラクター紹介のページhttp://www.flyingshine.com/kuro/product/omanatsu/chara.htmlで、サンプルボイスを順番にどんどん押していくとちょっと楽しいことになります。
『あやかしびと』終了。おおよそ面白かったのだけれど、なんだかしっくり来ないので、一体何がしっくりこないのかを考えてみる。褒めたい点。どの結末もハッピーエンドに見えること。納得できない点。何が結末なのかよくわからないこと。
自分がアホであるという現実をバキっと突きつけられて痛い。世の中には自分より頭の良い人はいくらでもいると理屈ではわかっているつもりでも、いざ実際目の前でぺらぺらやられると無性に惨めになる。理屈。そうなのだ。理屈が問題なのである。ちっともわか…
これは良いものです。何がって、こういったマスコット系の主役ヒロインを抱えながら、彼女自身がおざなりにならない作品は意外と珍しい。なかなかしっぽを出さないあたりがミソのような気がします。また各ヒロインもそれぞれ攻略意欲をそそるデザインで、切…
端的に言って、どうかと思うのです。「伝えたいこと」があるのはわかるけれど、そのために都合良くキャラクターを操作しすぎではないかと。そして、その都合の良さを誤魔化すために、毎度毎度誰かを殺す(あるいは致命的状況に追い込む)というのは、いくら…
hajieさんの「車軸の国、ヒマワリの少女」の感想95点 車軸の国、ヒマワリの少女 ものすごい衝撃でした。泣けます。笑えます。今までRAMでしたがしっかり登録していました。特に四章とかネタバレ見ずにプレイしたほうが良いみたいです。安易な設定で鬱っぽ…
http://erogamescape.dyndns.org/~ap2/ero/toukei_kaiseki/ エロゲスケープの投稿がいよいよ大変なことに。*1 実際の内容がどうであれ、少なくともこの状況を引き起こしたパワーを本作が持っていることは確かのようです。しかし私が言えた義理ではありません…
http://www.pendleton-usa.com/ 急に寒くなりました。こう冷え込むと暖かい服が着たくなります。ちょうど近くのアウトドアショップで見つけたペンドルトンの素敵なシャツを、思い切って買いました。ウールなので暖かいわりに着心地が自然で軽く、フリースの…
ADVゲームにありがちなパラレルワールドを統合的に一つの作品として認識しようと試みる場合、それらを一種のレイヤーとして理解する、という試みは既に当たり前のことなのでしょうか。別に多色刷り版画でも何でも良いのですが、もしそうならば、以下だらだら…