2006-06-01から1ヶ月間の記事一覧

 しきり直し

作品内作品として文化祭に上映されるものだから番外(キョンがわざわざ「これは何話だ」と訊ねてもハルヒは答えない)なのだとしてアニメ第1話を作中の時間に組み入れると、猫は文化祭までのどこかの時点で話し始めることが必要だけれど次回「射手座の日」…

 京都アニメーション

京都アニメーション褒めっぱなしですけど、僕がこの会社を好きになったのが、『フルメタルパニックふもっふ』ってアニメからなんですね。もちろんテクニックもあったし、構成も上手でしたが、なにが一番良かったかって、絶対パンチラしないんですよ。どんな…

 いつかある晴れた日, いまだ見ぬ最終回へ

読者は知っている。語られたすべての物語はいつか終わるのだということを。それは死への恐れにに似て、読者をその事実から引きはがそうとする。けれど上質の物語においては、すべての物語が語り終わられたその時こそ、読者は物語の全貌を把握したうえで、自…

 Someday in the Rain, 誰かの憂鬱

そしてハルヒに至り、京都アニメーションは「結末は終わりと同義ではない」という認識を明示的に展開する。もう周知の事実となっているが、放映第9話とは作品内の「時間軸において」は最終話なのである*1。彼らによってシャッフルされた物語構造は、その作…

 収束する終末、FATE/ATARAXIA

しかし、ループの限界は徐々に明らかになる。2005年末に発売されたFATE/ATARAXIAはをそのことを明らかに指摘した。無限に見える要素の組み合わせも、やはり無限ではないのだと。何度も繰り返し演じられる世界は徐々にその初演の可能性を失う。あるいは拡散し…

 エヴァンゲリオンという拡散

エヴァンゲリオンが引き起こしたもの、それはおたく文学における結末の否定と要素の拡散である。そこで語り手は彼が作中世界に提示した物語要素をその結末においてほとんど収束しない。故に物語が語り終えられた後、世界の廃墟には数多くの回収されぬ要素が…

 エポックとしての涼宮ハルヒ・アニメ

この作品の演出であり重要な構造である「時系列と物語の分離」は①おたくメディアにおける物語の結末とは何か②パズルを詰めて行く先には何があるのか、のそれぞれに対して挑戦的な試みだと言える。前者に関しては図らずもエヴァンゲリオンがアイ・オープナー…

 脱帽

まさかこういうやり方があるなんて。やはりシンフォニック=レインをアニメ化できるのは京アニしかないでしょう。技術だけでなく、理論だけでもなく、制作に対する誇りと自負、何より深い作品理解を通した「物語ること」への愛を感じます。京アニと言えばこ…

 9/14 再編成される時間の中で

涼宮ハルヒアニメの構成の妙はまさにこの点に尽きる。時間は絶対に終わる。何があろうとも、何もかもをやろうとも終わる。それを明らかにした上で、彼らはまだ語り切っていないものを持つ。何もかもができなかったからではなく、むしろ残念に思っているから…

 鎮魂歌としてのハルヒアニメ

やり残したことはたくさんある。可愛い女の子に引っ張り回され、宇宙人や超能力者、タイムトラベラーとほどほどに冒険する。毎日のルーティンから飛び出すつもりはなく、ささやかな喜びは部室の中でのボードゲーム…。それは皆、あの頃、あの純朴なおたくだっ…

 もはや時がない

各所で行われているおたく系作品に関する議論、考察と分析、何よりもそれらを体系付けようとする多くの涙ぐましい努力は、自らの存在の意味を求めるおたく文化の激しい渇望を明らかに示す。それは結局のところアニメが好きで、漫画が好きで、ゲームが好きで…

 ヨコハマ買い出し紀行14

なんだかね、毎年一月末か二月あたま位に、思い出したように店頭に並ぶこの本を見つける瞬間が密かな幸せでした。最終巻は買いません。僕の中であの夕凪の時間は、いつまでもてろてろとしています。

 ニダーはツンデレ

http://aa5.2ch.net/test/read.cgi/nida/1146579633/ 優柔不断でお人好し。まるっぽギャルゲーの主人公なチョッパリ君。無駄に台湾ちゃんが可愛い。一方ニダーちゃんは全然萌えない。

 火垂るの墓 英語版

暇つぶしのお友達Amazonコム。何気なくGrave of the Fireflies(火垂るの墓英語版タイトル)を検索してみたらこれは凄い、まさに絶賛の嵐。カスタマーレビュー数も500を越えてまだまだ増える気配です。評判は耳にしないことも無かったとはいえ、内容が内容だ…

 涼宮ハルヒ

京都アニメーションすげー。なんというか今や日本でまともなテレビアニメを作ってるのは京アニしかないのではないか。ストーリーに関しては終わりまで見ないうちは何ともいえないけれど、少なくとも今あるそれらを題材に脚本演出構成その他を各話きっちり仕…

 ハルヒのアニメ

何も知らず呑気に見ていたらSFだった。表紙に釣られて買った『タイム・リープ』が理詰めの話で実にびっくりしたときの感慨を思い出す。概念のパズルがそこかしこでぴたりぴたりとはまっていくことはそれぞれの瞬間において十分エキサイティングだし、そうし…

 気になる猫村さん

「@NetHome」のサイト http://www.jp.home.com/ で連載の「きょうの猫村さん」。毎日1コマ更新しており現在も更新中。 猫村さん、どこ? ここにいるはずなんだって!

 神曲奏界

BlackPepperさんのレビューでジャケット画像を見た瞬間「好き。」みたいな気持ちに! いかんいかん落ちつけこれだから萌えオタだのNET*1だのvipperだの言われるんだでも最後は誤解だ。ニュー速ヘッドラインしか見てませんからね。しかし聞くところによれば彼…

 前田淳さん亡くなる

http://www.aimingsports.com/ 公道二輪レースとして世界のバイク好きに知らぬもの無きマン島ツーリスト・トロフィー。片側一車線、両側には石造りの民家や樹木や牧場の柵なんかが連なるただの道路を平均時速160km以上で駆け抜ける無茶苦茶なレースとしても…

とか言いながら『巣作りドラゴン』やっていたりするんですが。白へびさん軍団萌え。

simulaさんが「Kanon初回版をうっかり買った」という日記を付けていたのを読んで、ふと自分にとって価値のあるエロゲーとは一体何なのかしらと思う。魔王さんところで少し話題になっている「下敷き」問題との兼ね合いもなきにしもあらず、エロゲーが系譜とい…

 なお

あの3人の関係を理解するのにとても良い図式ではないかと思っております。(あるいは2人+1)

 50日め

ペンテコステ、あるいは聖霊降臨の主日です。復活祭から数えて50日目に当たるためギリシャ語で50を意味するpentekosteという名前が付いているのだそうな。聖書のお話上では①イエス死刑→②3日後復活(復活祭)→③あちこち徘徊→④せっかく復活したのに昇天→⑤その1…

 ピピルピ

どくろちゃんのOPが頭から離れなッ

 横町の

靴屋さんで靴底のベロベロしたのを直して貰ったらボンドでベタベタ貼った上に釘をゴンゴン打たれていた。もう!いちおうブランドなのに。HOGANだと思って買ったHOGArthなのに。道理で安いと思ったんだ。ちくしょう。ホガースはホーガンのばったものですが良…

 展望

そんなわけで、何となく転機を迎えつつある日本アニメ界の方々には是非ともリーダーシップを取って頂き、キャラクタービジネスのコマーシャル(あるいは萌えキャラのPV)としてばかりではなく、「物語るべきものへのメディア」としてのアニメを突き詰めて貰…

 感想と

結局のところ13話というのは一つのお話(少なくとも他人に語るべき物語として)をアニメで語るには短すぎる。別に昔のように一年かけなさいとは言わないけれど、せめて倍、むしろ語りたいことに見合う時間をきっちりかけてやって貰いたい(カウボーイビバッ…

 フルメタ2への愚痴

一方フルメタルパニック2の方はどうかと言えば京都アニメーションのクオリティは相変わらず、喋っている人以外もきちんと動くということが単純に嬉しいというのは現在日本のアニメが置かれている状況を思い起こさせずにはいられませんよ、ぐすんぐすん。さ…

 ガンパレード?なアニメ

さてガンパレードマーチは懐かしのPSソフト、当時はとても楽しく遊ばせて貰ったことを覚えています。悪夢の熊本城降下作戦。絶望のハマり気味三連戦。各種接近戦技能を獲得しての詰め将棋系無敵モード。何だったかの広範囲撃滅装備を半ば裏技で獲得しての鼻…

 ネットは広大

youtubeでガンパレードマーチ及びフルメタルパニックSecondRaidを見る。…と、この発言は何やら法規に引っかかったりしないか少し心配になった私は但し書きを入れてみる。この日記に書かれていることは全てフィクションであり、現実の人物または団体または概…