ガンパレード？なアニメ

さてガンパレードマーチは懐かしのPSソフト、当時はとても楽しく遊ばせて貰ったことを覚えています。悪夢の熊本城降下作戦。絶望のハマり気味三連戦。各種接近戦技能を獲得しての詰め将棋系無敵モード。何だったかの広範囲撃滅装備を半ば裏技で獲得しての鼻ほじり楽ちんプレイ。ああ。本当に楽しかった。ストーリーが投げ出されていても、よく固まっても実に楽しかった。永遠に終わらないいつか終わる日々。まさに元禄江戸時代、ビューティフルドリーマーの系譜。

第二次大戦途中に突然巻き起こった大災害、幻獣と呼ばれる敵性存在の地球規模の大発生により未曾有の存亡の危機に瀕した人類はどういう具合か上手いこと仲良く手に手を取って連携しこれにあたるも結果は無惨、各地で行われた乾坤一擲の作戦にことごとく失敗した人類は撤退に次ぐ撤退の末、1999年現在アフリカ大陸、ユーラシア大陸、南北アメリカ大陸のほぼ全域から姿を消した。我が国日本もまた中国大陸から来襲した幻獣により瞬く間に九州南部を制圧され、消耗戦を続けている…

という設定状、中国も朝鮮半島も既に人っ子一人おらず敗退済み、ということなのだけれど、ゲームならともかくさすがにアニメでそれをおおっぴらにやってしまうと色々と問題があるのか、その辺を適当にぼやかして物語は始まる。おかげでゲームにあった緊迫感というか、ここで負けたらあとがないというか、そういう空気がないのが残念。結局最後までそれが尾を引っ張っり、実際このアニメは途中から速水くんと芝村さんのラブストーリーになってしまいます。袴の子は結局無駄死に。