true tears(アニメ)紹介 6〜7話
「その時、僕が女にあなたは絵だというと、女が僕にあなたは詩だと言った」。創作たちは相互に語り合う。詩は絵のように、絵は詩のように、いつも、描きがたく手の届かないものについて。乃ち絵の少女と、より美しくあることを望まれた少年の物語は、靴の下の油虫、もとい比呂美の禁じ手によってその枠を失う。今は『俺たちに翼はない』に習って言おう、フラグの折れたエンジェルと。
episode6 それ…なんの冗談?
「すっごいことを教えてあげようか。私の方が誕生日遅いから、眞一郎くんがお兄さん」
セーターの寸法を測るという口実で眞一郎に接近していた愛子は三代吉につれなく当たる。釈然としない三代吉。二人を追い出した愛子は、三代吉が買ってきた菓子を見て自己嫌悪し、過去を回想する。眞一郎に惹かれていた愛子は、ただ彼の側にいるために、彼に紹介された三代吉と付き合うことにしたのだ。「私、馬鹿だよね・・・・・・」 帰宅した眞一郎は、机の上のアルバムを母親が捨てたことを知る。練習中、突然訪れた純に呼び出される比呂美。煩悶する眞一郎の前に乃絵が現れ、弁当を手渡す。「あなたは自分の意思を持ったニワトリ」だと言われた眞一郎は、ならば今は放っておいてくれと乃絵を突き放すが、乃絵にベルトを奪われる。比呂美は公園で純にデートに誘われる。「好きなものを好きでいられなくなるって辛いよな」 彼の言葉に、比呂美は眞一郎の母親の言葉を思い出す。帰宅した眞一郎を待ち受けた比呂美は、彼にお節介と告げる。比呂美とのデートに向かう純は、乃絵の持つ眞一郎のベルトを見て狼狽える。デートと聞いた乃絵は、兄を格好いいと褒める。初のデートに戸惑う比呂美に、純は乃絵の話をして緊張をほぐす。「あいつの気持ちは手に取るようにわかる。あいつの気付いていないことも」 三代吉は愛子にセーターをプレゼントしようとするが、断られ、愛子の本心を伝えられる。別れ際、交際を断ろうとする比呂美に、純は眞一郎と乃絵が付き合うと語り、比呂美は衝撃を受ける。純は乃絵をいたわるのと同じ仕草で比呂美の頬に触れ、愛おしげに見つめながら、彼女の唇に触れる。比呂美は我に返り、家に駆け込むが、待っていた眞一郎と口をきく気分ではなかった。夜、帳簿を付ける比呂美は、唇への感触を思い出しながら指でなぞる。訪れた母親にふしだらだとなじられた比呂美は、「あの話」があるから私もふしだらだと決めつけるのかと反論する。眞一郎が現れ、母親を詰問しようとするが、比呂美はそれを制止して走り去る。彼女を追って庭に出た眞一郎は、比呂美の出生の秘密について彼女が語るのを聞く。立ちすくむ眞一郎を置いて部屋に戻った比呂美は、自分は最低だと涙を落とす。そして乃絵は、「眞一郎の上に油虫、眞一郎の背中の上にも油虫」と歌う。
Veohのコメント欄から抜粋した外国人コメント
ワーオ、これは本当に近親相姦っぽいね。嘘じゃなくて
俺は乃絵の兄が嫌いだ。アイツは本当にビッチだ
比呂美は二人が腹違いの兄妹だってことについて嘘を付いていたと思う。だって話すには辛いことだもの。それでもこのエピソードは本当に良かった。それと、愛子と比呂美が凄く可愛そう。二人は、好きでもない男の子と付き合うことになるなんて・・・
彼らは本当の兄妹なんじゃないかな。でも、そうじゃないと良いって願うよ
ああ、悲しい結末だ。あと、眞一郎の友人も可愛そうだ
眞一郎はあんな方法で傷つけられるにはいい人過ぎるよ・・・
畜生、DNAテストしろ。近親相姦じゃないことを祈る
OK、俺はたった今スクールデイズを見終わったところなんだ。だから、この物語はハッピーエンドを迎えて欲しい
本当に面白くなってきた!
うは、一番面白いエピソードだな
ちょっと待って、つまり、眞一郎と比呂美には血のつながりがあるってこと!? そんなの台無しだよ!
神さま! 泣きそうだ
乃絵の兄貴はすごくイケてる
眞一郎はクソの馬鹿だ! 奴は自分を好きな女の子全員に、そして自分が本当に好きな女の子に、適当な男をあてがう!
次のエピソードが待ちきれない!
僕は比呂美が嘘を付いてるだけだと思う。眞一郎の父親が、比呂美の母親と関係したなんて・・・
こいつは爆弾だぜ・・・・・・すごくいいぜ・・・・・・続きを・・・・・・
これは史上最高のアニメシリーズの一つだよ!
オーマイファッキンゴッド! もっと、もっと! 続きが待てない!
holy fucking hell!!! this shit is getting great!!!!(××××××! このクソはすんげえことになってきてるぞ!!!! —— 訳注:だいたいのニュアンスは理解できると思う。彼は褒めている、念のため)
クソ、どうしてあの二人が兄妹じゃないといけないんだ。また一つ、名作アニメが台無しになったかもしれない。
眞ちゃんと比呂美は凄く破格のカップルだって思うよ
ギャー次のエピソードが待ちきれない! \(^.^)/ きっと今回よりも幸せな話になると思う・・・・・・みんなと同じように、1週間またなきゃ・・・
ああ、眞一郎の友人が可愛そうだよ・・・
神さま、眞一郎と比呂美が一緒になりませんように
うーん、僕には比呂美が乃絵より素敵に見えてきたな
このシリーズはAWESOMEだわ! 気になる事件が起こりすぎて、次のエピソードがとても待ちきれない!
僕はやっぱり、彼らが兄妹だとは思わない。でも、おう、あの母親たちは・・・あるいはあの×××な母親たちは!!! このアニメは素晴らしい。3話と6話のドラマチックな結末が大好きだ。どんな芸術家だって10点満点に評価するよ。僕は二人が上手くいってほしいけど、もし本当に兄妹ならそれはだめだ。近親相姦は絶対ダメだ!
フハハ、僕は2週間前からあの二人は兄妹のはずだって分かってたよ。俺が一番凄いぞ :D
なんだあのピーで見当違いな母親は! あいつは本当のビッチだ! でも次のエピソードが待ちきれない
オーウ。half/halfは良くない・・・・・・
クソ、俺は本当にビックリした。畜生、俺にはこれから眞一郎が比呂美と上手く行くのか、それとも他の誰かと上手く行くのかが分からなくなったよ。クソ、次が待ちきれない
なんて激しいエピソードなんだ。比呂美の秘密は予想していたけど、これですっかりお話はわかんなくなってきたぞ。眞一郎は誰を選ぶんだろう・・・
純と乃絵、眞一郎と比呂美の関係に、以外な共通点があることが判明する。外国人のコメント数はシリーズを通して最大数を記録、反応の激しさを物語る。それにしても鬼気迫るエピソードだ。解説は必要あるまい。
場違いながら個人的な見解を述べるなら、恐らく二人は本当に腹違いの兄妹なのだろう。各所に見られる両親の細かな反応、そして比呂美の、あの最終段階に至っても崩さない頑なさを説明できるのは、この事実関係への確信以外にないように思える。しかし、それが最後まで明らかにされない以上、『true tears』という物語の真実語るものにとって、二人の血縁関係は問題ではない。だが・・・
episode7 ちゃんと言って、ここに書いて
「混乱するのは、逆に、一人でいるからだわ。暗闇でも、一緒に歩いてくれる誰かがいれば、きっと心強いわ。きっと、答えに辿り着ける。私が、眞一郎のそれになってあげる!」
比呂美の発言に悩む眞一郎。どちらにせよ自分は比呂美を諦めたのだと思う眞一郎の前に乃絵が現れ、一緒に考えてあげようと提案するが、「お前には分からない」と彼はそれを拒絶する。乃絵は眞一郎に渡し損ねた弁当箱を持って飼育小屋を訪れ、「とてつもない罪」をプレゼントしようとするが、ニワトリもまたそれを食べようとはしなかった。「私には分からない」 気落ちした乃絵は体育館を訪れ、比呂美に弁当箱を差し出す。眞一郎に謝るよう要求する乃絵。「あなたは飛べない。絶対に。飛べないあなたのために、飛べる眞一郎が悩むのは馬鹿らしいわ」 激高した比呂美は乃絵にはわからない話だと叫び、乃絵は教えてくれないから分からないのだと応酬する。眞一郎はもみ合う二人を制止するが、比呂美は走り去る。二人ともが教えてくれないから眞一郎の力になれないと話す乃絵に、眞一郎は彼女が自分を好きなのかと尋ねる。乃絵は激しく動揺し、走り去る。悩みながらも、踊りの練習に力が入る眞一郎。愛子は彼にセーターを編もうかと提案しかけるが、純に話を中断される。俺は比呂美と付き合った、お前も早く乃絵と付き合えとの純の言葉に愛子は衝撃を受け、なぜ眞一郎が比呂美ではなく乃絵なのかについて悩む。三代吉を呼び出した愛子は、彼に本当の気持ちを告げようとするが、三代吉は話を聞きたくないと遮る。帰宅した眞一郎は、比呂美と母親の姿を見かけ、また何か言われたのかと尋ねるが、比呂美はそれを無視する。自室に戻る眞一郎を父親が呼び止め、母親に何を聞かされたかと問うが、眞一郎は何でもないと答える。自室で眞一郎は乃絵について考え、自分は乃絵が好きだからこそ、こんなに振り回されるのだと納得する。帰宅した純は、私は恋をして変わってしまったと話す乃絵を抱きとめ、それで良いんだと微笑む。「いや、変わらないとダメなんだ・・・」 眞一郎は飼育小屋で逃げる乃絵を捕まえ、タマゴが先かニワトリが先かの論争をした後、告白する。乃絵は地面を指さし、そこに石でそれを書き止めるように要求する。「今とても泣きたい。きっと、幸せなんだわ」と繰り返す乃絵を見つめる眞一郎は、何故か後ろめたさを感じる。帰宅の途上、愛子の店を訪れ、乃絵と付き合うことを報告した眞一郎は、愛子に唇を奪われる。「お願い、私のことも見て」と叫ぶ愛子に、眞一郎は戸惑う。
Veohのコメント欄から抜粋した外国人コメント
兄弟、俺はこのストーリーラインが大好きだ!
なんだって愛子には、彼の気持ちも考えずいきなり眞一郎の唇を奪う権利があるっていうんだ。彼は愛子をひっぱたくべきだった。どうしてあんなにゴミクズみたいな扱いを受けたのに、眞一郎は乃絵のことを好きなのかわからない。彼はキンタマと男を上げて、女達に舐められないようにしなくちゃ。人生の主導権を握る必要があるよ。
僕は実父確定試験が好きなんだけど、どうして彼らはしないのかな?
まーた良くなってきた。実際の世界でもこんなことがよく起こるんだろうか。
三角関係って聞いてたけど、これは五角関係だね、(笑)
「きちんと書いて」って言ったとき、乃絵は真っ赤になっていくよ!
十分にはっきりと描かれてはいなかったけれど、彼女たちは最初から彼のことが好きだよ。物語は眞一郎の選択にむけて進んでいるだけなんだ。そう、何か悲しいことが起こる段階が来たんだよ。でも、眞一郎が事故に遭う、みたいな陳腐な展開じゃありませんように。
本当に凄いぞ。今や三人の少女が眞一郎のことが好きだ。いったい誰と結末を迎えるんだろう!? でも、個人的には、乃絵が一番好きだ。
このアニメのせいで宿題が出来ない! ・・・・・・でもすごく面白いストーリーだよ。
あはは、好きだって言われたとき、彼女の顔は真っ赤になったよ! オマケに、彼女はそれを地面に書いてって言うんだ!
クソ、あんなキスシーンが来るとは予想してなかった・・・。でも、とにかく、乃絵の兄が乃絵と眞一郎をひっつけるように動いたことは、結局乃絵を泣かせることになるんじゃないだろうか・・・
うう、私の心のどこかが、まだ、あの近親相姦らしきペアを望んでいるのは、間違ったことなのかなあ。私にはそれが、悪いことなのか、それともそうでないのか、わからないよ・・・
ああ神さま、ドラマは続くよ。最高だって? まだ5話も残ってるんだよ? これから何が起こるかなんて、誰が分かるっていうのさ!
これまでで最高のエピソードだよ!!
これまで描かれてきた、全ての関係性が途絶するエピソード。ついにヒロイン二人が衝突し、乃絵の「真心の想像力」の破綻が明らかになり始める。また、乃絵の訪問を受け、比呂美が初めてシュートを外すシーンは印象深い。ついに街には雪が降り始める。比呂美が好きで嫌いな雪、乃絵の姿をした天使が降らす、陳腐で使い古された、けれど人々が愛して止まない、冷たい世界にだけ積もる、優しさと美しさの暗喩。乃絵は絵であることを止め、戦いの舞台に降り立つが・・・・・・それは彼女の縄張りではなかった。実際のところ、この時点で決着は付いているように僕は思う。恐ろしいプロット。
- 出版社/メーカー: バンダイビジュアル
- 発売日: 2008/06/25
- メディア: DVD
- 購入: 2人 クリック: 23回
- この商品を含むブログ (28件) を見る