エスプレッソの扉

トレビゾBAR-14 

http://www.espresso.jp/index.htm
あんな苦くて不味い液体を飲む人間はどうかしているのではないか、アホではないか、マゾではないかと思われがちなイタリア系コーヒー、エスプレッソ。実は体に良いんだ、という主張はさすがにどうかと思うけれど、きちんと淹れてきちんと飲むと案外美味しそうだなあ、くらいには思えるはず。さてこのイタコーヒー、デパートなんかに3000円くらいで売っているマキネッタと、エスプレッソ用に挽いた豆*1があれば誰でも簡単に淹れられる。*2火にかけて少し待つだけで、あっさりジョジョジョと出てきて、わりと楽しい。本来は寝覚めや食事の後にカパッと飲むものらしいけれど、個人的にはスチームミルク――蒸気を通して暖めた牛乳――を入れて飲むのが堪らない。*3いや、むしろスチームミルク自体が大好きなのでほぼそのためだけにデロンギのエスプレッソマシンを買った私。蒸気ノズルが付いていて、超簡単にスチームミルクが作れる。結構高いけれど、だまされて見ると大吉。寒い日には本当に美味しいから。

*1:実はこれが結構難物。エスプレッソ用の豆はガンガン炒ってあるので、これが酸化すると大変胃に悪そう、というか私の場合間違いなくウェーともたれる。対処法は必要な時に必要なだけ挽くことなのだけれど、ちゃんとしたエスプレッソ用の細挽きは、通常の家庭用挽き器ではちょっと難しい。かといって毎日豆屋さんに数十グラムずつ挽いてもらうわけにも行かないから、100グラムずつくらい挽いてもらうしか思いつかない。面倒な。

*2:そう!淹れ方からして普通のコーヒーとは全然違う。知らずに飲むとアホではないか、マゾではないか、というハメになるので注意したい。超細挽きにしたパウダー状の深炒り豆に、高圧の蒸気でさっとお湯を通して淹れるのがエスプレッソ。詳しくは上記ページにて。なお普通のコーヒーカップに淹れると底にチョロリという悲しい風景になるので、出来れば小さなデミタスカップを使いたい。とか言いながら紅茶のカップを使い続ける私。

*3:つまりカフェラテやカプチーノhttp://homepage2.nifty.com/vj/zas/ki/04cafe.htmによると、泡をのせるか否かだけではなく、精密に比率まで決まっているようだ。カフェラテはコーヒー20%に対してミルクが80%。一方カプチーノは3分の1がコーヒー、3分の1がミルク、残りの3分の1がフォームドミルク(空気を含んだミルクの細かい泡)。なお私が淹れるとどちらもミルクまみれになるから、泡がのるか否かで見分けるしかない。