イタリア人が来た

 留学時代のクラスメイトとその彼女がついに結婚する、という知らせに驚いたばかりか、同じ文面で「29日から新婚旅行で日本にいくは^^」と書いてあったので思わずFacebookを再開してしまった年末。
 ジョルジョとガイアの二人は31日、香港経由で無事東京入り。富士山で初日の出を拝んだりしながら、新年明けて5日に京都にやってきた。気を利かして+81をつけた電話番号を教えておいたせいで国内から電話がつながらなかったらしく、連絡が取れたのは夕方である。

 東京でラッキーストライクを買おうとしたらタバコ屋のご主人には英語が通じず、千円を渡したらマルボロと大量のあめ玉を寄こして釣り銭をくれなかった。あいつはきっとナポリ人だ。旅館は素晴らしいが脚のない椅子だけはつらい、等々の四方山話。

 卒業後しばらく実家のカゼルタ、ナポリ近郊の田舎町でベルサイユ宮殿よりでかいブルボン家の別荘がある、でお歳暮用の食材詰め合わせを売ったりしたのち、このたびミラノでDelicatissimo(デリカティッシモ:超うめェ)なるレストランバーを開店したそうな。

 
 http://www.delicatissimo.it/pranzo/index.html

 つるつるのミケーレはセッコ・ダラゴーナ姓の伯爵。美人のテレーザはトリノの富豪のご息女で、ミケーレの奥さんである。となりの美男子はマウリツィオでミケーレの弟。ヒゲモジャの大男が件のジョルジョ。

 宣伝しておいてくれと頼まれたので広告記事に等しい。超おいしいデリカティッシモは、朝はバール、昼はレストラン、午後は夜食用のお総菜だのお弁当だのを売っているそうな。ミラノ旅行の際はぜひお立ち寄りを。僕にご一報いただければ伝えます。