イタリア旅行案内 BARさん お酒編

BARでちょいと時間を潰したい時、何を注文するかという話。

値段と量のバランスのとれたカプチーノを頼むという手はありますが、あれは泡がなくなるに従って現実の苦みが出てくる嫌な飲み物なので、「ああ休憩終わり、仕事いかなきゃ」みたいな気分になって切ないため、旅行中の一息にいつも向いているとは限りません。*1
そこで僕は断然BARではお酒を注文することをおすすめします。通常飲めば飲むほど幸せになります。時間を潰すのに持ってこいですし、気前のよい店ではおつまみなど持ってきてくれます。値段もせいぜい数ユーロとお値打ちです。


【メニュー】
・ビール birra(ビッラ)
定番です。店内をサッとサーチしてサーバがあれば美味しく飲めるはずです。なさそうなら缶ビールが出てきます。ちょっとしけた気分になりますが、暑い日にはたまりません。ビールバーなど種類がありそうなお店で迷いそうなら「ビッラ・キアラ・メーディア」とか言っておけば飲めます。
・ワイン vino(ヴィーノ)
実はたいてい置いています。赤、白程度の選択肢がある程度ですが、場所により発泡性のワインだったり地場のものだったりして意外と面白いのです。暑い日は白の冷えた奴をお願いし、まったりした午後には赤で外を眺めるのも乙です。割と飲めます。
シャンパンなど 
スプマンテとかプロセッコというやつです。シャンパンのイタリア版です。暑い日にちょっと一息つくには持ってこいです。頼むものが思いつかなければこれを頼んでおけばOkです。おつまみも出ます。いつでも安上がりなチープな幸せを飲めます。
・ラムなど
ウィスキーだのウォッカだのテキーラだの、有名どころはだいたい置いてあります。問題は発音が通じないことがあることです。たとえばラムはルムです。モイートくれとかキューバリブレくれとか言っても貰えないこともありますが貰えたら幸せに飲めます。
グラッパなど
普通は食後に飲む濃いお酒です。素人は「アマーロ、モンテネグロペルファボーレ」とか何とか言っておけばOkです。おちょこに入って出てきます。寒い日などちびちび飲むと実に幸せです。冬の北部都市を歩く際はこいつらで熱を補給します。30メートルおきくらいに飲みます。
・食前酒
メニューにはaperitivoとか書いてあります。いわゆるカクテルっぽいのが出てきます。だいたい美味しくありません。避けるのが吉です。おつまみがついてきますが、何を飲もうと二杯目の注文くらいのタイミングで「おつまみくれ」と言えばだいたい只でくれます。


番外:おつまみの頼み方
「ストゥッツィキーニくれ(ペルピアチェーレ)」とか何とか言っておけば通じた気がしますが忘れたので調べておきます。*2

*1:実際、カプチーノは午前中に飲むものとされています。

*2:なお頼み方の語尾は頼み方編で特集したいと思います。いろいろあります。