オラーそろそろシンフォニックレインアニメ化シロッコラー!

工画堂スタジオ シンフォニック=レイン 普及版

工画堂スタジオ シンフォニック=レイン 普及版


☆はやわかりシンフォニックレイン
・ADVっぽい
・なんか雨降ってるぞ
・幼なじみの双子がヒロイン
・電話がない


☆登場人物☆
・トルタさん
 メインヒロイン。めちゃんこ献身家の上に嘘つきなのでわりと大変。


・アリエッタさん
 メインヒロイン。最初からめちゃんこ大変。


・ファルさん、リセたん
 爆発する脇道だが一度は爆発しなければならない。


・フェイ
 歌の妖精。えっ? なんだって?


☆空の向こうに
 こう白日の下に何もかもが明らかになった瞬間、ああそうだろうなあと腑に落ちてやけに愛おしくなり、なるほどファンタジーではなかったのかと理解し、それならばさっきまでいたあの子はいったい誰なんだと疑問になり、まあいろいろある。岡崎律子の遺作でもある。

モバマスアニメ前期終了

 モバマスアニメ一期がアニマス前半を踏襲する形で無事終わった。思ったより変な球を投げてこなかったなあという若干の落胆もある。あまり色々やりすぎるとミリオンアニメでやることなくなっちゃうのでヤメテと言われたのだろうか? 1話から3話くらいの構成に比べて中盤からは一見のんびりしているようだ。こののんびりを後半どういう風にまとめてくるのか今から楽しみである。シリーズ冒頭で見られた国語の時間的な楽しみが、作品全体としてもう一度浮かび上がってくることを願いたい。


 国語の時間アニメとして僕の知る限り一番よくできてるのが四畳半神話大系アニメで、風呂敷を四畳半くらいしか広げなかったおかげで2ヶ月半の四畳半世界の冒険は見事に畳まれた。一見中だるみかと見えた中盤ののんびり?展開は実際あってもなくてもよいのだけれども、あるとより味わいを増す構成がとても見事だった。アニメ自体たいへん興味深いし明石さんは可愛いのでまだ見てない人は見てモバマスアニメ二期への期待を底上げしよう。



 すごいぞ。

ライブにいけないひがみ

 ミリオン組のライブがやってるらしい。出面の持ち歌を聴いてるとやっぱり楽しくてワクワクする。携帯ゲーム戦線では課金について行けず、ライブ戦線では東京まで出かける気力がわかず、ぼちぼちとCDだけ追いかけてる僕としてはなんとも取り残された感。

 美希のrelationsマスターバージョンっていうのがあって、美希がウォーウォーウォーって遠吠えするんだけどすごかったんだよね。自分はここが最高点ってのを知ってたみたいにね。

 若くて実力があって努力もしてて、バックアップもされてて、すごい輝いてた。間違いなく主役だった。なのにこないだ届いたミリオンのCDで、あの美希の新曲はなんど聞いても「これ誰の、なんの曲だっけ」ってなってつらい。あの美希なのに。

 シンデレラアニメが時計を進めていくアニメなのが僕の心情にすごくフィットしてておもしろい。シンデレラの12時は魔法の解ける時間で、つまりはタイムリミットだ。そこに向けて、毎週毎週針を進めていく人気アニメというのはなかなか冒険じゃないか。

 つまり綺麗で才能があって努力もしてて、若い女の子たちを多数抱えた人気のアイドルグループのアニメで、タイムリミットにむけて時計が進むなんて。


        ☆        ☆        ☆


 わたしは、もうひとりの力づよい天使が、雲に包まれて天から降ってくるのを見た。頭には虹をいただき、顔は太陽のようで、足は火の柱のようであり、手にはひらかれた小さな巻物をもっていた。そして、右足で海を、左足で地を踏まえて、獅子がほえるような大声でさけんだ。天使がさけんだとき、七つの雷がそれぞれの声で語った。七つの雷が語ったとき、わたしはそれを書きとめようとした。すると、天から声があって、「七つの雷が語ったことは秘めておけ。それを書きとめるな。」というのが聞こえた。すると、海と地の上に立つのをわたしが見たあの天使が、右手を天にあげ、天とそのなかにあるもの、地とそのなかにあるもの、海とそのなかにあるものをつくり、世々かぎりなく生きておられるかたにかけて誓った。「もう時がない。」


 読みおわったとき、トムの頭のなかには、雲と虹と火と雷と——それらのものをみんないいっしょくたにしたおごそかなものがうずまいて、くらくらした。——おそらく、ずっとむかし、あの時計盤の絵を描いた、名まえの知られていない画家の頭もくらくらしたにちがいない。
 トムは、なにがなんだかさっぱりわからなかった。そこで、そういった。
 「たしかにむずかしいわ。」と、ハティもあいづちをうった。「これがどういう意味だか、ほんとうにわかる人はいないんじゃないかしら。黙示録のなかには、天使だとか、けだものだとか、ふしぎなことばなんかがいっぱい出てくるのよ。みんな、こんなふうだわ。」


        ☆        ☆        ☆


 「だけど、いちばんおしまいの『もう時がない』っていうのは、どういうことだろ? ぼくは、どうしてもわからなくちゃ。ここは大事なとこなんだ。——このことばが大時計のふりこに書かれていたし、天使はこのことばを誓ったんだ。『もう時がない』って。天使はいったい、なにをいうつもりだったんだろう?」


トムは真夜中の庭で (岩波少年文庫 (041))

トムは真夜中の庭で (岩波少年文庫 (041))

2015年3月現在の何か偏見図

■ゾンビーリボン集団
 まるで白昼の悪夢のようであったまな板の2シナリオに象徴される程度にはやれることをやり尽くした本家。ファン代表Pの失踪、竜宮小町の惨劇を経たのちパチンコへ過去を売るなどしての第二幕アニメ化がまさかのヒット、劇場版で奇跡の大団円を演じて美しく後進に道を譲るかと思いきや、まだまだ現役ですと意気軒昂っぷりを見せるベテラン(婉曲)勢。これ以上何をするのか、何ができるというのか、まるで昨今の少年ハリウッドのシーマのような気持ちになる。さあ、帰ろう。


■携帯ゲーム版1
 両親には見せられない携帯料金請求額を携えたプレイヤーを量産したおかげで花開いた傑作(今のところ)アニメの母体で、あのアニメが美しいとしたらそれは多くの若者の生き血を吸ったからだと言えなくもない。無課金で遊べるには遊べるものの、有限の時間を無尽蔵に消費するはめになるので実家が資産家等で不労所得が確約されている人以外手を出すべきではないと強く言える。某戦艦美少女ゲームのデイリー任務と同じくらいにはあなたの貴重な時間または資金、あるいはその両者を吸い取る。重ねて言う。アニメで我慢せよ。BDを買うんだ。


■携帯ゲーム版2
 ライブを主体に置いた新機軸で新規のファン層を取り込んだ結果、ライブを主体に置いたファンによる新しい問題をも抱え込むことになった新本流。ゲームアイドルとリアルアイドルの融合がより勧められ、担当声優たちの若さとクオリティの高さが人気を強く牽引しているが、それゆえにリアルでの仲違い、加齢、スキャンダル、事務所問題等による破綻に直結することも予想される。ゲーム本体は1と同じかそれ以下には旧態依然とした携帯ゲームであり、アニメ化を先んじられた以上、次の一手をどう打つかは極めて深刻な難問。リアルプロデューサーの手腕を祈る。


■ラブとか夢とか
 シリーズの売りであった映像は見られるレベルでなく、ゲームというよりサウンドノベルの体。登場する大人たちは揃って信用がおけない連中で、主役のシナリオはまるで現実感がないifルート。売れる要素は有名声優くらいのものだったから残念ながら当然の結果。どうにかならんものか。ならんものか。

2015年3月現在のアイマス見取り図

 アイマスCDもいっぱいあるけどシリーズもいっぱいになってきてわけわからん人もいるだろうから説明するよ!


アイマス本家(765AS)
THE IDOLM@STER MASTER ARTIST FINALE 765プロ ALLSTARS
 あの有名アイドル天海春香さんとかがいる13人のグループで、10周年くらいになる。芸能事務所765プロが舞台。歴史がある分なんかいろいろ辛いことも嬉しいこともあったけど、気がついたらレジェンドめいた立ち位置に。最近は765プロオールスターズの略でASと呼ばれてるらしい。アーケードから始まってXBOX360アイドルマスター(無印アイマス、美希が加入)、L4UPSPアイマスSP(貴音、響が加入)、アイマス2、PS3に移籍してアイマス2(完全版)、PSPアイマスSF、アイマスOFAと細々とラインナップを続けている。芋っぽい子がそろってて愛嬌があるのが特徴。CDはとにかくいっぱいでているのでマスターライブ以外を選ぼう。


シンデレラガールズ(デレマス、シンデマス、モバマスecc...)
THE IDOLM@STER CINDERELLA MASTER 017 赤城みりあ
 携帯電話ゲームとしてスタートした新生アイドルマスター。初期こそ765ASキャラが投入されたもののすぐにフェードアウトして、今は殆どオリジナルアイドルたち(200人くらい)が活躍。アニメ版『アイドルマスターシンデレラガールズ』が放映されてて、今一番元気なライン。アニメは楽しいけどゲームに手を出すと万札が下足箱を照らす灯火のように消えていくのでいけない。アニメ化に伴い、プロダクション名が346(美城)と決定された。有名声優が声を当ててくれたりしていて豪華。今ふうで強烈な味付けの子が目立つけれど、埋没している地味な子をしげしげ見るのも楽しい。CDも味付けがすごいので賛否別れるがみりあちゃんのCDマジROMANTIC。


■ミリオンライブ(ミリマス、グリマス)
THE IDOLM@STER LIVE THE@TER PERFORMANCE 10 アイドルマスター ミリオンライブ!
 シンデレラガールズに1年ほど遅れて開始された、同じく携帯ゲームシリーズ。舞台が765プロだからなんとなく本流の扱い。映画にも出た。登場人物を765AS含めて50人とした上で、全員に最初から担当声優を付けたからみんなが正気を疑ったし、はじめて聞いた時は「寝ぼけた美希」「声まねをする雪歩」「甘い声の美希」「風邪を引いた雪歩」などのバリエーションかと思ったけどだんだん成長して今はだいぶよい。各声優事務所期待の新人をばしばし抜擢したようでアイドル声優のラインナップは現在のところアイマスシリーズトップのクオリティ。しかも若い。輝く若さ。若い。実際若い。CDはめちゃ聞きやすいし外れなしだが毎月どんどん出るので追いかけるには地味に資金力が試される。


☆おまけ☆
アイドルマスターディアリースターズ(DS)
THE IDOLM@STER DREAM SYMPHONY 00 “HELLO!!”
 ニンテンドーDSで発売された番外編。舞台は876(バンナム)プロ。あの有名アイドル天海春香さんたちが頼れる先輩アイドルとして、乗りこえるべき壁としてゲスト参加。登場する三名のアイドルの卵(愛、絵理、涼)には超有名声優たちが声を当ててくれたが作品自体は地味な結果に終わった。ストーリーの重厚さアイマス屈指というより随一で、完成しすぎて逆に広がりがなかったのが敗因の一つではないかと思われる。事務所とアイドルの人間模様、そしてプロデューサーの苦悩という意味ではシンデレラガールズアニメに先鞭を付けている。アイマスシリーズの中では比較的手軽に楽しめるため、ぜひ一度手にとっていただきたい作品。埋もれていることがいまだに悔やまれる。


■ジュピター
THE IDOLM@STER Jupiter
 2010年9月18日東京ゲームショウ発表、アイマス界隈を襲ったバベルの倒壊、いわゆる918事件のあおりをまともに喰らって袋だたきにされたアイマス2のライバル男性ユニット。名前だけは知っている人も多いのではなかろうか。ライバル事務所961プロの新人で、生意気な鬼ヶ島羅刹、バク転の得意なお手洗い、チャオの三人。実際は社長も含めて気さく?な良い連中だったが見事に悪者にされ、生け贄の雄牛として燃えさかる祭壇に捧げられた! 気の毒だ。ホモマs・・・アイマスsideMを率いて凱旋し、今度新しいCDを出すらしい。みんな買おう。



 あくまで僕の感覚として、時代にマッチして変化した新生アイマス本家がアイマス2(およびアイマスアニメ)とミリオンライブ(まじストレスフリー)、初代アイマスの魂と執念を引き継いでるラインがDS→シンデレラガールズアニメって感じがします。かつての春香さんのように二手に分かれたのでそのうち合体して大正義アイドル神(1日5回以上転ぶ)になります。

主観アイマスMADの思い出妄想

 僕がアイマスにはじめて触れたのがたしか2007年の秋で、9月末かそこらだったのではないかと思われる。あとで知ったのだけれども2007年といえばニコマスの一回目のクライマックスの年で(当時はまだアイマスMADという呼び名が多く見られた)、現在でも伝説となっているような多数の名作が夏ころまでに投稿されて、ニコニコ動画を彩っていた。

 ニコニコ動画には当初のアングラ感覚が辛うじて残っていて、アイマスMADにも八頭身モナーめいた粗いフラッシュ動画があるかと思えば、メチャ高いソフトという認識しかなかった動画編集ソフトで作られたと思しき作品もあり、作り手も視聴者もコメントでわりとワイワイやっていた。捨て6という名前で有名な動画投稿スペースstage6がまだあった頃で、ニコニコ動画の画質で我慢できない人はここへ見に行っていた。高画質はそれだけで魅力だった。

 アイマスファンの期待とオタ芸に対する賛否と、当時はまさか広告業界の資金が流入してるだなんて思われてなかったまとめサイトの煽りで注目を集めた公式の続編ライブフォーユーが見事な空振りに終わった一方で、映像屋のわかむらPの台頭が目立ったのが2008年初頭、というイメージである。素人目にも圧倒的な映像とキャッチーなミックスで登場直後からファンを得ていた彼だが、見る間に周辺を組織化してアイマスMAD界隈をニコマスP集団として再定義した。

 というわけで2008年のニコニコ動画アイドルマスターMAD界隈はニコマスという名前一色で塗られていて、僕を含む一部のファンからは皮肉を込めてパクスワカムラーナと呼ばれる。素晴らしいエンターテイメント、素晴らしいショウだった。今思い出しても背筋が震えるような毎日だった。単品のゲームとしては物足りないライブフォーユーも、アイマス映像素材集としてはいまだにこれを越えるものがない。続々投入される新技術と機材。ニコマス作品は高画質で当たり前だった。

 ファンの期待に応えて日に日に高度化する作品作りは、制作者サイドに脱落者を出しながら、アイマスMAD制作者であるPから恐れ多くも下賜される作品を一般視聴者が押し戴く構図に結実した。技術的淘汰とニコマス政治力学を生き延びた花形Pたちはいよいよ視聴者からの崇敬の対象であって、ニコマスは貴族的義務感と貴族的高慢さを併せ持った彼らの社交界であった。アイマスMADという呼び名は廃れて久しく、ニコマスは彼らの庭であり、ニコマス作品は彼らのプライドだった。

 さすがにニコマスにも翳りが見え、スターダムにひた走る初音ミクとの差が露わになるのが2008年後半である。わかむらPのもたらした技術革新も日常に溶け込み、公式からの素材の援護射撃も途絶え途絶えになった。ニコマスの牽引した画質向上がニコニコ動画全体に波及し、映像美はアイマスの独壇場ではなくなった。初期からの著名なPの多くが一線を退き、元老と名乗ってニコマスへの影響力を保持した。

 聞かせる意図はあっても聞かせる気持ちがないとこうなるの見本のような記事を僕が書いたのが2009年の梅の咲く頃。諸兄は努々道を誤らぬよう祈り申し上げる次第である。当然提案はなんら意味を持たなかったし、またニコマスの栄華も戻らなかった。僕も書くの飽きてきた。それより今週の少年ハリウッドくそ面白いんですけど。

ライブシアターハーモニー07・08

 モバマスアニメがメチャ人気でちょっと食われてる感あるミリオンのCDが届いたよ。あいかわらず環境アニメソング(環境音楽的な意味で)みたいでだらだら聴けていいよ。


THE IDOLM@STER LIVE THE@TER HARMONY 07 アイドルマスター ミリオンライブ!

 舞浜歩ちゃんの良いラップはほんとよいラップで雪歩の悪いラップがたまに聴きたくなるね。でも聞いたらうんざりするから聴かないね。オリジナル765組の歌はあえて色調を落としてるのかなってくらいに出しゃばらないからこういうのもプロの仕事なのかな。


THE IDOLM@STER LIVE THE@TER HARMONY 08 アイドルマスター ミリオンライブ!

 中谷育ちゃんはまともな子供なのに聞いてるこちらがなぜまともな気持ちでいられなくされるのかは大学で研究されるべき問題であって、ミリマスを代表するサイコキャラ佐竹美奈子と同じCDに登場することは偶然ではない。ちなみにミリマス三大きちがいは佐竹ちゃん北上ちゃんと中谷ちゃん(僕調べ)で、中谷ちゃん本人はまともだけど聞いてるこっちがなんだかおかしくなるのでお試しください。