2015年3月現在の何か偏見図

■ゾンビーリボン集団
 まるで白昼の悪夢のようであったまな板の2シナリオに象徴される程度にはやれることをやり尽くした本家。ファン代表Pの失踪、竜宮小町の惨劇を経たのちパチンコへ過去を売るなどしての第二幕アニメ化がまさかのヒット、劇場版で奇跡の大団円を演じて美しく後進に道を譲るかと思いきや、まだまだ現役ですと意気軒昂っぷりを見せるベテラン(婉曲)勢。これ以上何をするのか、何ができるというのか、まるで昨今の少年ハリウッドのシーマのような気持ちになる。さあ、帰ろう。


■携帯ゲーム版1
 両親には見せられない携帯料金請求額を携えたプレイヤーを量産したおかげで花開いた傑作(今のところ)アニメの母体で、あのアニメが美しいとしたらそれは多くの若者の生き血を吸ったからだと言えなくもない。無課金で遊べるには遊べるものの、有限の時間を無尽蔵に消費するはめになるので実家が資産家等で不労所得が確約されている人以外手を出すべきではないと強く言える。某戦艦美少女ゲームのデイリー任務と同じくらいにはあなたの貴重な時間または資金、あるいはその両者を吸い取る。重ねて言う。アニメで我慢せよ。BDを買うんだ。


■携帯ゲーム版2
 ライブを主体に置いた新機軸で新規のファン層を取り込んだ結果、ライブを主体に置いたファンによる新しい問題をも抱え込むことになった新本流。ゲームアイドルとリアルアイドルの融合がより勧められ、担当声優たちの若さとクオリティの高さが人気を強く牽引しているが、それゆえにリアルでの仲違い、加齢、スキャンダル、事務所問題等による破綻に直結することも予想される。ゲーム本体は1と同じかそれ以下には旧態依然とした携帯ゲームであり、アニメ化を先んじられた以上、次の一手をどう打つかは極めて深刻な難問。リアルプロデューサーの手腕を祈る。


■ラブとか夢とか
 シリーズの売りであった映像は見られるレベルでなく、ゲームというよりサウンドノベルの体。登場する大人たちは揃って信用がおけない連中で、主役のシナリオはまるで現実感がないifルート。売れる要素は有名声優くらいのものだったから残念ながら当然の結果。どうにかならんものか。ならんものか。