2007-01-30から1日間の記事一覧

 落語『たちきれ線香』

僕の最も好きな噺である。主人公は大店の若旦那、世間知らずのぼんぼんの倣い、初めて行った花街で、初心な芸子の小糸に惚れ込む。何せ若さの底なしで、明けても暮れても小糸小糸。流石に見かねた大旦那、相談された番頭の案は100日間の蔵住まい。手紙も…

 あらすじについて

落語は比較的ネタバレに寛容なジャンルかと思うけれど、下の文章はネタバレなので一応ご注意を。でも実際、笑い落ちならともかく、考え落ち系はあらすじを知っていた方がかえって、例えば演者の表現なんかに注目できて、楽しみが増すような気がする。このあ…

ELISA / Eppure Sentire (Un Senso Di Te)

すっかりファンになってしまったELISAの新作。タイトルは「でも聞こえる」とでも言ったところ。カッコの中は(君のsensoが)。sensoの意味は英語のsenseに似ているけれど、若干、致命的に違うがする。もっとアイデンティティに重きを置いているというか。何…