true tears(アニメ)紹介 episode13 君の涙を... その1

 見た方が早い。


 雪ってのも、悪いもんじゃないな。



 帰ってくれ。俺は、お前を許せないんだ。



 ごめんなさい。眞一郎の踊りを見てたら、私も、できるかなって。



 お前は悪くない。俺が勝手にやったことだ。お前は何も知らなかった。



 何も知らないことって、悪いこと。私は何も知らないから傷つけてた。



 大丈夫、あんたには関係ない。



 関係ない・・・?



 俺、あんたの言う通り、あんたのこと好きじゃなかった。



 「これっぽっちも」



 「仲上君、格好良かった!」「ヒーローじゃないすか、眞一郎くん」



 帰り、家、来て。



 おいィ?



 あれ、お前のコーヒーは?



 カップ、一つ割っちゃった。



 ・・・・・・いいよ?



 いいって・・・何がだよ。



 「お前、少し変だぞ」



 「嫌いにならないで」「なってないよ」「嘘!」



 「比呂美・・・?」



 ごめんなさい。私、おかしい。帰って。ごめん。



 「私の涙が綺麗だなんて、嘘。どんどん・・・嫌な子になってく」


 追い詰められたのか、自分で自分を追い詰めたのか、哀れなほど空回る比呂美。しかし彼女はここから自力で立ち直るから凄い。スポーツマンですから。ちなみにここまで6分。密度の高さが理解してもらえると思う。


 「絵本」がここまで祟るとは全く予想しなかった。乃絵は自ら手を引き、眞一郎の言質を確保し、彼の唇も奪った比呂美。視聴者の視点では、彼女がひどく焦燥する理由は分かりにくいかもしれない。


 身体まで賭けて眞一郎を引き留めようとする比呂美の内心は、想像するに余りある。ただ、勝ったと思ったら勝ってなかった上に、弾を撃ち尽くした状態では、他に打つ手が思いつかなかったのだろう。可愛そうに。


true tears vol.7 [DVD]

true tears vol.7 [DVD]


13話のあらすじ2
12話のあらすじ