キクタン最終回
アルクのキクタン記事最終回。PSP用英単語・熟語学習ソフト『キクタン』を二週間ほど遊んでみた感想と提案。今さら事細かに内容を説明しても特に面白くないので、個人的に感じた内容をざっくばらんに書く。
http://www.success-corp.co.jp/software/psp/kikutan/
この手のソフトに手を出す人は、なるべく楽ちんに英語の勉強をしたいと思っているはず。あまり勉強に割ける時間がない人も多いだろう。そこで、敢えて自分のレベルより一つ下(親切にも上級者用、普通、初心者用の三種類が提供されている)のソフトを選択すると良いかもしれない。
(レベル診断ページ:http://www.success-corp.co.jp/software/psp/kikutan/blog_p.html)
例えば通常版に収録された英単語・熟語は大卒者程度ならまず一度は見たことがあるものがラインナップされている。実際日本人はそこそこの時間を英語学習に当てているので(高校までで6年、大学を含めれば10年近く勉強する)、それらを思い出して整理するだけでも効果は十分にある。
キクタン1日分のパッケージには複数回の単語暗記フェイズが含まれるため、もし全部覚えるとすると結構面倒くさい。やる気が何時までも続くものでもない。単語フェイズは軽く眺めて復習する程度のレベルに抑えるのも一つの手だろう。実際、15分程度で1日のノルマが終わるくらいにしておかないと長続きはしまい。
よそ見しながら忘れていた単語を再確認できるというシステムは案外良い。外語会話は何でもそうだけれど、結局のところ基本文法と単語を無意識に使いこなせるまで繰り返したかどうかだから、「英語はそれほど」という向きには日常会話程度の必要事項を十分カバーするBASIC(普通)をお勧めする。
というわけで主張をまとめる。アルクのキクタンは、想定される自分のレベルよりも一つ下のものを選び、用事の隙間に15分で終わらせるのはどうだろう。本気で英語を勉強しようというのなら別の形があるだろうけれど、こうしたポータブルな装置には、それなりの使い方があると思う。
実際、これはなかなか悪くない。ちょっと気の利いた単語帳という感じ。試供品は返却しないといけないのだけれど、本当は手元に置いておきたいくらいだ。
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