顔と顔を合わせて

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幼子だったとき、わたしは幼子のように話し、幼子のように思い、幼子のように考えていた。成人した今、幼子のことを棄てた。わたしたちは、今は、鏡におぼろに映ったものを見ている。だがそのときには、顔と顔を合わせて見ることになる。わたしは、今は一部しかしらなくとも、そのときには、はっきり知られているようにはっきり知ることになる。それゆえ、信仰と、希望と、愛、この三つは、いつまでも残る。その中で最も大いなるものは、愛である。 I Cor 13:11-13

 父と子と聖霊の御名によって、アーメン。有名な三位一体の内訳である。僕の記憶が確かなら、聖書にこの並びが登場するのはマタイ28章19節のただ1回きり、もちろん三位一体などという言葉はどこにもない。おかげで長い間神学的論争が続いたことは、西洋史に詳しい人ならよくご存じのはず。

 神は自分と同じ存在を人の世に送り込んで自分のことをくっちゃべらせたのだが、これは死んでしまった。送り込んだ方が父で、死んだ方が子。そんなうっかり坊やキリストは神の事故紹介そのものなので、神の言葉とも言われるボーイ。「神と言葉」というテーマは非常に心くすぐる。うっかり踏み込む暇人には聖霊のお恵みがあるかも。

 ところでアーメンを英語で発音するとエイメンになる。ロマンス諸語圏に習ってアーメンと言うことが多い日本だが、それっぽく発音したいならアクセントは「ラーメン食おうぜ」のラーメンと全く同じ。力まずさらっと呟くのが肝要である。なんにせよ、ローマから来ているアンデルセン神父がエイメンと言うのは奇妙だ。


(動画)さよならののワ…〜ゴミ捨て場から見る夢は
 http://www.nicovideo.jp/watch/sm4838691
(参考)おたく神学 三位一体と美少女ゲーム
 http://d.hatena.ne.jp/hajic/20080407/p2
(参考)春香さん三位一体
 http://d.hatena.ne.jp/hajic/20080407/p3