諸聖人な日

11月1日はポッキーの日、ではなく諸聖人の日。つまり、全ての聖人をまとめてお祭りする豪快な日です。いくら何でもそんな乱暴な、と言いたくなる向きもあるかもしれません。実際、カトリックの暦*1を見ると一年365日ほぼ毎日「誰かの日」なのですが、あいにく聖人はフランチェスコやマリアと言ったAAA級のメジャーから、聞いたこともないようなマイナー系まで数が多すぎる(「知られざる聖人」を含めば理論上ほぼ無限)ので到底足らず、仕方なくこういう仕組みになった様子。ついでに言うと、例のマイナー系の洗礼名(カレンダーに載っていない)を持つ人は、この日を自分の名前の日にするそうで、ある意味もの凄い日でもあります。

ところでこの洗礼名は一つに絞らなければいけないという決まりはないそうで、気が向けば複数以上の聖人にあやかって良いのだとか。つまりヨゼフマリアステファノパオロペテロカテリナフランチェスコマルコアントニオグレゴリウスアウグスティヌスアポロニアクリストフォロスパトリッククリスティナミカエルヨハネテモテトマスフェリチタレオクレメンスフンニャカウス、という具合にジュゲムジュゲムの西洋版もあったことでしょう。変なシステムです。

*1:語弊がてんこ盛り。聖人カレンダーの方がまだ正確か