おっさん気分とランプ

 


 ニャー社の灯油ランプを買った。カワイイ。昨年の残りの腐ったみたいな灯油を入れてもススが出るわけでもなく綺麗に燃えてくれる。すごく幸せな気分だ。

 これが何でもかんでも自動車に突っ込んで、そこまでするならわざわざ出かけずに家にいたら良いのにレベルの快適そのもののアウトドアーをしたがるおっさんの気分か。

 


 バイクツーリングをしていた頃は、アウトドア用品店に並んでいる灯油ランプのでかさ重さ取り回しの悪さに盛んに憤慨していた。

 こんな重たくて壊れやすそうなもの持ってキャンプ行く人いないだろ馬鹿! もっとコンパクトでカバンに放り込めるランプ出せよと思っていた。

 結局そんな便利なものは発売されなかったので、イワタニプリムスの定番ガスランタンを使っていた。

 

PRIMUS(プリムス) IP-2245A-S ランタン【日本正規品】

PRIMUS(プリムス) IP-2245A-S ランタン【日本正規品】


 灯油ランプより圧倒的に小さく軽く、分解して持ち運べる上に、存外燃費も良いガスランタンなのだけれど、唯一、マントル(発光部分。使用前に専用のネットを燃やして形成する。衝撃を与えると壊れる。)が毎度破けるという欠点がある。

 自動車旅行でも破けるのだからバイクの荷台なんかではもう破けるを通り越して粉々のレベルである。マントルは地味に高いので馬鹿にならない。

 近年はマントル部分が金属メッシュで壊れない、という製品もでているようだけれども、あまりメジャーになった気配がないところを見ると、使いでがよくないのだろうか。


 


 最近はアウトドア用品店でもめっきり安物ランプは見かけなくなり、なんかスゴイ高いアーイイみたいなのが一つ二つぶら下がってるイメージ。二万円とか三万円とかする。

 高いやつは本物のリッチなおっさんに任せて、僕はこのハーマンニャー社の3000円くらいのランプでよろしい。明るいしかわいい。