就職するなら765プロ

 
 先日来アイマスDSは妙にほろ切ないという話を繰り返している気がするけれど、例えば愛のマネージャー、岡本まなみの処遇である。奇矯なポーズと微妙な表情と愉快犯的な振る舞いで画面に登場するたびにプレイヤーを微妙に不安な心持ちに陥れた彼女だが、あまりに能なしだとしてストーリー半ばに解雇されてしまう(!)。

 元より役に立っている姿は1ミリたりとも見せなかったものの、致命傷となったのは愛のオーディション合格のために局長室へ談判に赴こうとした一件だと思われる。珍しく能動的に動いたことが結果として最大のミスとなったのは皮肉だが、何もしなければ役に立たず、何かすれば大問題の火元になる人物であれば石川社長が解雇に踏み切るのも致し方ない。

 ところで765プロに目を転じると、大人気事務員こと音無小鳥もまたあまり役に立っているとは思いがたい人物である。役に立たないのはまだしも日常的にFAXの確認を怠り妄想にふけるような事務員は真っ先に解雇されてしかるべきなのだが高木社長は一向に切れる気配もなく、久々にキミの歌を聞いてみたいねなどといたって呑気な好々爺振りを見せるばかり。

 同じく765プロのアイドルで事務員兼任を自称する秋月律子も類に洩れない。アイドラ屈指のお笑い「聖白バラ女学院2」では依頼FAXの日付誤認のため1ヶ月後の収録だと思われていた収録が実は1時間後であることが判明するが、なんと律子はプロデューサーを脳なしと詰るのである。繰り返しになるがFAXの管理は事務員の仕事であって、通常プロデューサーのそれではない。片や解雇、片や妄想と逆ギレである。

 話の筋は全く見えなくなったが結論は一つ。就職するなら765プロを選ぶべきだ。