お手軽に写真合成できるEX-Z400

 ブログタイムスから久しぶりに興味深いニュースレターが配信された。カシオの新型デジカメEX-Z400、その新機能であるダイナミックフォトを利用して記事を書くと5500円が貰える。

 普段デジカメはリコーのGR-DIGITAL1を使っていて、画質自体はこれで十分満足なので、単純にこの新機能に興味を持って申し込んだ。
 
 ダイナミックフォト機能に関しては、カシオ公式サイトhttp://www.exilim.com/dp/jp/)を見ると百聞はなんとかかんとかなのだけれど、つまりはデジカメ上で二枚の写真の合成、あるいは動画と写真背景の合成ができるというもの。同じ背景の場所で被写体がいる写真、いない写真の二枚を取ることでクロマキーするという簡単な仕組み。早速やってみた。



 結論としては、屋内で静止した被写体を合成するのなら大人しくフォトショップを使った方が早い。影の映り込み、手ぶれに非常に弱いのである。花粉症で屋外に出たくないので屋内の各部屋をうろうろしながら1時間ほど写真を撮って回ったものの、最後まで被写体を綺麗に切り抜くことが出来なかった。


 


 とは言うものの、これでは5500円貰えないだろうから、泣く泣く外に出て、動く被写体を狙うことにした。モデルは愛犬のポコである。「ビーフジャーキー2枚でいい」と謙虚に応じてくれた彼女を場所を変えつつ撮影すること20分。通りがかりの小学生に協力を求めつつ試行錯誤した結果がこれ。


 


 結局、被写体を完璧に切り抜くことは出来なかった。恐らく、ピーカンの日に、単純きわまりない背景をバックに撮影することが前提なのだと思われる。海外旅行などで、さんさんと降り注ぐ陽光の下、巨大な建築物などを背に記念撮影するような場合の出来に期待したい。


 


まとめ
 今回、ダイナミックフォト機能の挑戦は少々期待はずれな結果に終わったが、カメラ自体の性能には文句はない。GR-DIGITAL1に見られる屋内撮影の敏感さは感じなかったし、発色も満足のいく出来。ダイナミックフォト公式サイトに連続写真をアップロードすれば、手軽に動画として公開できるのも面白い。

 動画へ
 ↑動画にしてみると、案外見られる。

 何よりも、合成がどこでもワンタッチなのは優れた点。何だかんだといじれるオモチャとしてはEX-Z400の新機能は悪いものではなかった。目を三角にして完成度を求めるユーザーでなければ、この手軽さに十分満足できるかもしれない。贅沢を言えば、ファームウェアのアップデートにより、今後もっと認識精度が上がることを期待したい。以下に感想をまとめる。

・綺麗に被写体を切り抜くには、背景選択はシビア
・写真の合成は文字通りワンタッチで超簡単
・試行錯誤で楽しく三時間くらい過ごせる
・かなり面白い機能。アップデートに期待!


 モデルになってくれたスタローンP作のやよクリ人形Ver.1、及びポコ9歳に謝辞を贈る。

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