作品紹介もわりと大変

 それなりに各所でストレスを溜めている問題だと思うので、言い訳の塊である僕がこっそり。


 この動画は好きだからお前も見ぃ見ぃ見る見れ見よ見れば何もう見た?若干口惜しいとか言いたいMADは山ほどあります。けど、脊髄反射的に紹介を貼ることは実はけっこう微妙なのだ、という事実をP様方にも少々ご理解いただきたいのです。簡単じゃないのです。

 リンクを切ったり貼ったりする時間があれば次の動画を見ていたい。貼ったところで1日の更新にぶち込めるリストには可読性的な理由で限界があり、しかも感想を付けるとなると所用の時間と労力は数倍以上になる。そして根本的に、MADを紹介すればするほどサイトのPVが下がるという悲しむべき事実。



 MADを紹介して人に読ませることは、実際、かなり困難な作業です。斬新な切り口で別ジャンルと絡める技巧、あるいは厳選された(嫌らしい言い方ですが)動画を紹介し続けて(山のように動画を見続ける時間的犠牲を払って)得た知名度のいずれかを持たない限り、サイトの訪問者と記事への反応は最低限で推移するでしょう。

 MAD視聴回数がPさんのモチベーションに与える影響が皆無でないのと同様に、PVが見る専のやる気に与える影響も少なくありません。山のように動画を紹介しても、読者の反応がその努力に答えてくれるとは限らない。これは鬱憤が溜まり、酒を飲み、変態発言するという悪い流れも生じかねず。

 個人的な経験に照らす限り、撃つ弾を絞った方が安定したPVを稼ぐことが出来ます。つまり、紹介は最低限に留めた方がサイトのPVは伸びる、もしくは減少速度は緩まる。アイマスMADのファンよりも、他のジャンルのファンのが多いという単純な理由によるものでしょう。事実として、この界隈は狭い。生き残りは厳しい。



 「他人の褌で相撲を取りやがって」という反感もあるかもしれません。「感想文なんて小学生の自由研究」という反論もあるでしょう。しかし、動画を作るのが好きな人がいるのと同様に、文字を書き、読むのが好きな人もいる。そして、誰でも同じように文章を評価されるとは限らない。そこにはPVという厳然とした差が現れる。

 結局のところ、見る専ブログの記事もまた、MADと同じように、アイデアと技巧と労働の集約上に成り立つ作品なのです。そう思っていただきたい。もちろん見る専側も、誇るべき作品として記事を仕上げていく必要はある。こんなに頑張ってるのに人が来ない。相手にされない、という泣き言は無様です。

 技巧を磨き、アイデアを捻り、時にあざとく立ち回ること。あらゆる手段を講じて反応をかき集める努力が要求されます。それが出来ないのは実力不足で、愚痴るのは筋違い。もし嫌なら、見る専ブログの看板を下ろせばいい。日記サイトは、とっても楽ですよ。小学生にも書けるけど・・・。



 見る専を「全然紹介しないじゃないか」などと追い詰めるのはあまりよろしくないという話。たぶん、簡単にパンクしちゃう。むしろ時々コメント欄に降臨して、やさしく足跡などお願いできれば嬉しい感じ。きっと贔屓になってピックアップ確率が上昇するはず。動画情報のリークなども美味しい。基本的に、記事のネタは常に求められております。

 Pさん側から見て「こういう紹介をしてほしい」みたいな声を聞けると嬉しいですね。マッチポンプばかりというのもどうかですが、ある程度は互いにメリットの交換がないと立ちゆかないのも事実で。とにかく、紹介の垂れ流しだけは最悪手なのです。飽きて止めるか、PV低下にムシャクシャして爆発するか、なんにせよろくなことにならない。

 ぶっちゃけた話、紹介ブログの効果が疑わしい現状、勝手に紹介を初めたくせにはた迷惑な、とお考えの向きもあるでしょうが・・・。ニコマスファン数が足踏みをしているのもまた事実、界隈拡大のためのあらゆる手だては、巡り巡って視聴数に反映されるはず。ときメモのヒロイン達並のフォローで爆弾回避するオンラインゲームだと思えば楽しい・・・かも。




 キッコーマン