チュチュ←→アヒルの落としどころ

カラスの魔の手から小鳥を救い出したあと、王子とプリンセスは?
第2部終幕後、アヒルの夢の物語として再開する第1話。その結末はどこに。
それにしても、よくもまあ、こんな構造を組み上げたもの
自ら歯車をもって任じるだけのことはあります。脱帽。


 
おやおや、王子さまが死ぬよ。主人公が死ぬよ
死ぬ?

 
このお話はどうなるんだい。続きを聞かせておくれ。王子さまは助かるのかい
誰が助けるんだい
誰?

 
誰なんだろうねえ
あたしが。

 
彼のことが気になるのかい
クワッ。

王子さまの力になりたいのかね
クワッ。

おまえがお話を聞かせてくれるというんだね
クワーッ!

 
よろしい、よろしい。

 
そうだ、わたしは王子さまを助ける!
思い出したかね。おまえは誰だい。
 

  
わたしは、プリンセスチュチュ

  


わたしがみゅうとを助けられるなんて、夢みたい。
きみは、僕の名前を? きみは、誰?
誰なんだい?


 
私は…。わたしは…。
思い出したかい、あひるちゃん。そう、おまえはアヒル。ただの鳥のアヒル

 
クワァッ! 
わたし、わたしアヒルだったんだ。

  
おやおや、プリンセスチュチュが、アヒルにもどってしまったよ
さて、お話はこれから。どうするかね。


グランフィナーレに拍手!