ふぇのめな・ふぁるしふぃかーびれ・ぱらのるまーれ

納得いかないことは、どう見たって僕より文法がダメなアメリカ人が僕よりたやすく会話を理解していたことだった。類似した文法構造を持つスペイン人やフランス人がイタリア語を理解しやすいのはわかる。しかしなぜ英語圏アメリカ人が・・・。
答えは案外単純で、文法は大きく異なっても単語は案外似通っているのである。ことに普段使いではない専門用語などはそっくりで、たとえば英語でfalsifiable para-normal phenomenaなんかだったらfenomena falsificabile paranormale…って、ほとんど一緒じゃん。ずるい、ずるいぞ。
考えてみればスペイン人やフランス人どもは単語どころか文法まで似ているのだからきっとアホみたいに簡単にロマンス諸語を理解できるに違いない。なんだか納得がいかない。ムキー。キー。
いやいや。そうだった。語学は結局単語だなあとつくづく思う。条件法過去の使いこなしはとりあえず置いておいて単語を覚えるのだ。しかし単語など無数にあって切りがない!ああどうしたら! というわけでこれは必要そうな単語をピックアップしてくれている良い本です。一杯載ってて励みになります。これ以上は日々の会話やなんかから。