にちにち天狗裁き

一年は365日しかないんだなあとつくづく思うこの頃。明日、明後日、明明後日をちょいちょいと繰り返すうちに一週間が過ぎ1ヵ月が過ぎ夏が過ぎて年が明け、気がついたら死んでるに違いない。毎日寝ればかならず次の日が来る。不思議なことですな。うちのお婆ちゃんとかある夜寝たまま起きませんでしたからな。何で僕は毎朝きっちり目覚めるんでしょうな。まだ寝てるんじゃないでしょうな。その辺をいじる落語は『天狗裁き』。夢から覚めても覚めても夢の中、という恐ろしいダークネス。あんなお話をよく考えたものだと幼心に感心しました。今はまた別の意味で感心してしまいます。