天神さまは半島人

【洪潤基の歴史紀行/日本の中の韓流を捜して】<37>
京都市の北野にある「北野天満宮」という大規模な祠堂。この祠堂の祭神は、菅原道真(845〜903)だ。彼は死後に立てられたこの祠堂で「天神」として崇拝される日本歴史上の大人物だが、日本の先住民ではなく新羅人の子孫なのだ。
http://www.segye.com/Service5/ShellView.asp?TreeID=1052&PCode=0007&DataID=200705081157000049

新撰姓氏録」(815年)なる系図の内容を総合すると、菅原道真は「天孫土師宿禰の子孫、すなわち新羅から渡って来たチョルニチャン王子こと天日槍命アメノヒボコノミコト)の子孫なのだとか。根拠は神話。相変わらず楽しい人々です。


ここは負けずに一説ぶつとしましょう。日本の神話を見ていると僕はいつもいつも思うのですが、麗しき花の化身として名高い、天孫ニニギ命の妻、木花咲耶姫はあれは間違いなく半島人ですね。火病振りがすごい。
初夜の次の日に妊娠したのが判明してしまったので、当然の事ながら妻の不義を疑うニニギに対し、「無実ニダ!ファビョーン!」と怒り狂い、「証明するソム!」と、どういうわけか燃えさかる炎の中に飛び込んで海幸・山幸兄弟を出産。楽しい人々っぷりは神代の昔から変わっていないように見えます。


ちなみにサクヤ姫にはイワナガ姫(→リンク)という姉がいて、これもまた盛大な火病をみせてくれました。古来、我ら日本の偉大なる隣人であり愛すべき家族、「火病の人々」は、確かに彼らの言う通り、(駄目な)お兄ちゃんだなあとつくづく思う今日この頃。