ブルーマウンテン№1

ROOM NO.1301』の外伝に登場するブルーマウンテン。コーヒーをインスタントでいれる主人公はさて置くとしても、さすがに何だかなあと思う。というのもブルーマウンテンのお豆さんは英国王室御用達という伝説の上にあの値段が付いているのだけれど、さりとて本当に王室御用達だったのかは誰も知らない。味は酸味を抑えた口当たりの良いもので、確かに日本人に飲みやすいコーヒーではあるから一概に悪いとは言えないとしても、あの値段はいくら何でも反則だ。また酸味と一口に言ってもacidityとsournessの二者があって、前者のそれは国際的には評価点なのである。ところが日本人は「酸っぱいのはヤダ」と言い張るものだから、結局酸っぱくもなければ香りもしない安物がドンドコ輸入されることになる。ブルマン神話にも困ったものだ。
ブルーマウンテン詳細(wikiリンク)