「涙がほおを流れても/ピアノ」 4分30秒

シンフォニック=レイン 愛蔵版』 ― 永いお別れ
工画堂スタジオ シンフォニック=レイン愛蔵版
05年の愛蔵版発売以来一年と少し。ついに最終シナリオ読了。ある一点において通常版と決定的な変更を加えられたEDシーンにおいて、最後まで"彼女"の姿を確認しました。このことにより、僕の解釈は大筋で公式に確定したのではないかと思います*1。つまり、結局のところ彼は、最初から最後まで、間違い続けているわけです。そして、DCトルタの結末が釈然としなかった理由も、二人があれから一体どうなったのかも、今となっては明白でしょう。
愛蔵版。「世界」と「奇跡」を巡るデジタルノベルの歴史が、このような形で完成を見たことに、感謝と賛美を。

*1:少なくとも「事実関係」においては。もちろん、そこにどのような"意味づけ"を施すかについては、個人の問題となることは、言うまでもありません。そして僕はただ、「それ」が余りに寂しいと思ったから、"あのような解釈"を主張しただけのことです。