『朗読者』 再び

朗読者 (新潮文庫)
別冊ゆきみん 特選駄文集内『朗読者』を読む。ごく普通の15歳の少年と、ごく普通ではない36歳の女性の物語。それはあまりに淡々としていて、しすぎていて、一度読むだけでは何を言っているのか、いや、何が言いたいのかわからなかった。答えへの手引きは作中に見つかるだろう。が、それでもやはり、答えることはとても難しい。そんな物語への素敵なお返事である。いつかこういう読書感想を書いてみたい。