機動戦士Vガンダム 第51話 天使たちの昇天

hajic2005-01-17

崩壊が続くエンジェルハィロゥ。クロノクルを亡くしたカテジナはウッソを己の手で刺殺せんと試みるも失敗、ウッソの気迫の前に敗れ去る。戦いは終わった。

「人がいらっしゃるのですか?」
「はい、なんのご用でしょう」
 ウウー
「静かに」
「ワッパのオートコンパスが壊れてしまって、方向がわかりません。ウーイッグはどちらでしょう」
「ああ、ここからもう少し南ですけど…。うちにコンパスのスペアがありますから、差し上げます
「教えて下さるだけでいいんです。お金は…ありませんから」
「目もご不自由なようですし   .いいんですよ。すぐ持ってきます」

「コンンッニチワァ」
「こんにちは。お名前、なんて言うんですか?」
「カユユゥ」
「カルル? …いい名前だ」
「カユユゥモゥン!」

「……雪…?」

「メモリーは、いつも使っているものですから。間違いなくウーイッグへ行けますよ」
「…! どうなさいました?」
「い  .いえね……冬が来ると、わけもなく悲しくなりません?」
「そう、ですね」
「…ありがとう、お嬢さん」

シャクティ、誰だったの?」
「道に迷った旅人よ」

「僕、マルチナさんとエリシャさんを送ってきます」
「気をつけてね」
「今度、良い卵を持ってきます」
「頼むわ」

「ん?シャクティ、手が氷のようだよ」
「川で洗い物していたから」

< 挿入歌 『いくつもの愛をかさねて』 >