Gunslinger Girl 一巻から四巻までのあらすじ。

想像していたよりずっとまともなお話。食わず嫌いしている人も気が向けばどうぞ。たぶん楽しめます。絵も上手いしアクションも格好良い。ただ設定が不謹慎なのだけはどうにも致し方なく、例の奈良の小学生殺人のあおりを食って「危険な書物」の槍玉に挙げられたりしないか、心配だなあ。
■第一巻■
GUNSLINGER GIRL 1 (電撃コミックス)
いじらしいヘンリエッタ(の大暴れ)、薬漬けリコ(の残虐行為)、反抗期トリエラ(のかんしゃく)が楽しめる。洗脳の副作用で過去の嫌なことも今の嫌なこともじきに忘れ、ただ刹那的にバンバン生きている彼女らは見ていてどうにも辛いので心優しいジャンはリコをすっかり薬漬けにしてしまった。むっつりヒルシャーはトリエラを娘扱いしようとして噛みつかれ、ジョゼは何やらひたすらうじうじする。

■第二巻■
GUNSLINGER GIRL 2 (電撃コミックス)
条件付け(=洗脳)を巡る悲しいストーリー。公社随一の眼鏡っ子クラエスがなぜ一人ぼっちなのかが明かされる。ラバロ大尉もお気の毒に、ジャンはまさしく「復讐のためなら手段を選ばない」人なのであった。一方アンジェの保護者マルコーさんは情が深すぎてもう見てらんない状態なのだけれど尻をまくればラバロ大尉の二の舞なので今日もアンジェリカに八つ当たり。ああなんと業の深い。

■第三巻■
GUNSLINGER GIRL 3 (電撃コミックス)
ツインテールのお姫様、トリエラ。ヒルシャーとのじれったい関係がたまらない。彼女の条件付けはかなり緩いか、あるいは何か耐性があるのだろう。義体の中でトリエラは間違いなく異質。しかし洗脳に頼らず異常な状況を負けん気で切り抜けている彼女だけに、ピノキオみたいな人を馬鹿にした名前の少年に殴られたのは大ショック。思わず素直になってしまうからもう可愛くて。

■第四巻■
GUNSLINGER GIRL 4 (電撃コミックス)
さり気なくクラエスに干渉するジャン。ラバロをすっかり忘れた彼女を釣りの映画で泣かす。酷い。一方トリエラは情緒不安定、構われたいけれど構われたくないので猫のように屋根に登るが、なんやかやで元鞘に。ジョゼに妹がいたことが仄めかされ、トリエラの経歴が明らかに。その他もろもろむやみに急展開。各話の繋がりの半径が大きすぎるからあらすじ書くのは大変。


よく考えたらまんが王さんって立派なサイトがあったっけ。勝てないなあ。