『めぞん一刻』

めぞん一刻 (1) (小学館文庫)
奇人変人揃いの一刻館を舞台に日々巻き起こる典型的なスラップスティック(…極度の貧乏、職探し、酔いが醒めたら全部忘れている、まぬけな警官、娘を溺愛する父親etc..どこかで見たような展開ばかり)と、彼らに翻弄され続ける浪人生五代と未亡人響子のじれったいロマンス。どちらから見ても面白いが、まとめて見るとより面白い。あまり言及されてはいないものの、どたばたの果てに二人が結ばれハッピーエンドを迎えるこの形式、本作は実に正統なロマンティックコメディでもある。
(ロマンティックコメディについてはid:hajic:00000101#p1を参…)