思い切ってグラフィックボードを買ってみた。一昨年大学の生協で見つけてきた型落ち特価NECパソコンは、みんなからメーカー製を買うだなんてアホだバカだと言われながらも、それなりに安かったと密かに満足していたのだ。しかし、これにもともと付いていたグラフィックボードというのは「まあ付いてないも同然」のものだったらしく、友達が貸してくれた3Dゲームがきちんと動かない。

 別にたかがゲーム程度わざわざパソコンで動かさなくても全然困りはしないだいたいプレステの闘神伝持ってるし、などとこれまでは高をくくっていたものの、このゲームはなんでも格別に無茶苦茶面白いらしいのだ。興奮しながらの説明はいまいちよくわからなかったけれど、無茶苦茶面白がって話す友人の顔が無茶苦茶面白いのでがぜん無茶苦茶面白そうになって借りてみたわけである。が、そんなときに限って自分のパソコンでは動かないことが判明して無茶苦茶面白くない。無茶苦茶納得いかないので半年ぶりに生協に赴き、というところで冒頭に戻る。

 買ったのはELSAという野生っぽい名前のメーカーの製品で、128MBですから優秀ですよ!というメガネの店員さんの言葉を信用して決めた。実際メガネくんの名前は知っているのだけれどすぐに忘れるだけで割合知り合いなのである。その割合知り合いのメガネくんが「勉強します」というから値引きしてくれるのかと思ったら値札通りだったのでがっかり。なんでも既に勉強した価格がはっつけてあるのだそうで、それならそれで勉強しますだとかなんとか余計な期待を煽るようなセリフは言わないで欲しい。

 ともあれ勉強済みの値札通りのグラフィックボードを大事に抱えて部屋に帰った。のだけれど付け方がわからないので放置して日記を付けはじめたらやけに長くなって眠いので今日は諦めて寝よう。落ちもないし。つづく