シンデレラガールズ23話の感想

 いやー面白かったですね。ニュージェネ三人娘それぞれの名演がまず素敵だったし、島村の内心の吐露はそりゃいつか来るだろうなって思っててもやっぱりああ来たかーって感慨深かった。分かりやすくクライマックスというやつ。
 明白に第1話と対比されてるのも面白かった。あのとき四季の花々が一堂に会していた公園は寒々しくて、プロデューサーは邪魔者扱い、しぶりんは全然迷いがない。あんなに素敵だった卯月の笑顔はどこへ行った。
 12時で魔法がとけて、お城から逃げ帰った卯月を探しにきたのはチームメイトで、でも「待ってるからね」とかいって帰ってしまう。「連れて帰らないのかよw」みたいなコメントは穏当だけど、迎えにきたのはチームメイトであって王子様じゃないから仕方ない。
 つまるところシンデレラガールズのアニメはここへ来て『シンデレラ』からズレてきてるからひょっとするとこれはお城で末永く幸せに暮らしました、ではなく、ありがとうございましたでまっすぐエンドもワンチャンあるという・・・ないな。

 いずれにせよ、いろんな魔法が一気に解けたことを示す回だった。あとは、カボチャの馬車もガラスの靴もなしで、島村が上手にお城まで歩いて行けることを祈ろう。