もの申したくなった時のために
理屈はなんでもよい。とにかくむしゃくしゃしてもの申したくなることは誰にだってある。そして、この「もの申す」系の記事はとにかく炎上する。むしゃくしゃしながら書くからだ。
いろんな人がこのポストについて言及していた。「なぜ炎上したか」、「このポストの正当性はどうか」等々。
どうだってよい。あのポストは結果として炎上したし、炎上したらおしまいなのだ。少なくとも日本のWebはそうだ。ひとしきり騒動になり、いやな事件だったねで終わる。何も変わらないし、何も得るものはない。無様だ。
それでも、もの申したくなる時はある。
肝心なのは、無益な単なる大炎上をしないことだ。そのために必要なのは、対象を意識して縮小することだ。
むしゃくしゃするのは相手が自分ではどうにもならないからで、自分でどうにもならない相手をなんとなく貶せば袋だたきになる。だから、もの申したい相手の中の、一部をあげつらえ。
自分でも反撃に対処できるレベルまで対象の範囲を狭めよ。あるいは、対象内部での紛争と同士討ちを期待できるようなセクトを槍玉にあげよ。
むしゃくしゃして記事を書く時は、少し我慢して、むしゃくしゃする相手の一部分だけに意見をつけよ。かっとなって誰彼構わず殴ったら、囲んで棒で叩かれる。彼我の戦力差を冷静に判断して、危険を避けること。
そんなことを考えているうちに、どうでも良くなって、その記事はお蔵入りするはずだ。
それでいい。