子供に資産を残さないのが美徳の時代は終わった
昨日「生保かけて住宅ローン踏み倒してあなたが死ねば家族は幸せになれる」なる記事(新世紀だと思ったら世も末でした)を書いたところ、以下のようなコメントを頂戴しました。
2:28 不況で傾きつつある会社に勤める身には他人事じゃない記事でした。家族を生かす選択肢としてそういう手段も真面目に考えてしまう。
新卒が数十万人職にあぶれるなんていう時代です。実に「就職せぬもの人にあらず」的な価値観が諸悪の根源、「どこでもいいから就職しろ」を全員が実行した結果、日本はブラック企業だらけになりました。子供が当座就職しなくて済む家はつまり裕福なわけで、なんら恥じるところは無かったのに。お家騒動の種になるだの子供がダメになるだの、親が稼いだ金は親が全部使って死ぬべき、みたいな風潮にけしかけられて、資産運用も子供の労働価値も見誤った結果がこの有様。
これからは違います。親の金を運用するのが正しい。親の買った家に住むのが正しい。自主独立はパフォーマンスが悪すぎる。もちろん才能ある人はどんな時代でも、一人でも一旗揚げるでしょうが、そんなのは希少な例で。だいたい、戦争前まではずっと一族郎党で生活していたんですから、とにかく核家族で独立して、なんてのの方が一時の流行に過ぎなかった。もう一度家庭に資本を蓄積し、家族として生き残る道を探さないと子々孫々奴隷暮らしです。そこで生保。