登場人物メモ 【増量版】やよい・雪歩・ののワさん・ボカロ達がおどるLOVE&JOY

 ミクミクダンス(MMD)の精華が続々と発表される2009年。その初頭からニコニコ動画の話題を掠った「やよい・雪歩・ののワさん・ボカロ達がおどるLOVE&JOY」の最新作を見る。なお用語等は適宜ニコニコ大百科、また動画へのリンクで解説に代えた。

総勢29名、前列より順に


最前列:ホメ春香アイドルマスター)、重音テト(UTAU)、たこルカ巡音ルカVOCALOID)、ののワさんアイドルマスター)、ゆっくり霊夢魔理沙(東方)、神威がくぽ(GACKPOID)

 クリーチャーライン。ホメ春香さんはPS3の機能で利用できる「天海春香マスク」が妙に不気味で人気が出たネタ。ニコ動の彼処で踊っている姿が見受けられる。重音テトはボカロシリーズなのかUTAUシリーズなのかよく分からないがプチキャラが可愛い。たこルカはVOCALOIDシリーズ恒例の持ち物戦争*1に突然参入して何もかもうやむやにした立役者。ののワさんは天海春香の有名な表情のヮのを元にしたAAがいつの間にか3D化されたもの。出自のせいかダンスが上手い。ゆっくり霊夢魔理沙のモデルは東方Projectシリーズの人気主役級キャラだが、各所BBSに「ゆっくりしていってね!!」のコピペとして貼りまくられたせいで独立した地位と名声を獲得。がくぽはよく知らないが、なんとなく変態のように思える。


二列目:高槻やよいアイドルマスター)、萩原雪歩アイドルマスター

 それぞれアイドルマスターの人気キャラクター、かつ初心者ホイホイとして有名。前者は「Princess Bride!」のしーなP、「永井先生のアイドルマスター」の永井浩二P、後者は「パーフェクトスター・パーフェクトスタイル PV風」のわかむらPなど、数々の著名なプロデューサーたちに愛された。最近はPSPアイドルマスターであるアイドルマスターSPの発売により、両者共に新たなファン層を獲得しつつある気配。


三列目:鏡音リンVOCALOID)、鏡音レンVOCALOID

 ニコニコ動画で大人気を博した初音ミク姉弟分としてリリースされたVOCALOIDシリーズ後継機。アイドルマスター双海亜美真美を担当する人気声優下田麻美を起用したことでも話題を集める。男性女性双方を使い分けられることが売りであったが、チューニングの難しさからか未だ姉の人気を越えられない模様。リンはお茶目な少女、レンは数少ないボカロ男性キャラとして、変態ネタ担当としても活躍。


四列目:双海真美アイドルマスター)、初音ミクVOCALOID)、双海亜美アイドルマスター

 合成音声としては画期的な、視聴に耐える楽曲を生み出すツールとして、ニコニコ動画を中心に一種のエピックとなった初音ミクの人気は未だ衰えず。この動画自体、彼女の名を冠したMikuMikuDanceなる「何でも3Dで踊らせちゃうフリーツール」で製作されている。初期にはTVメディアやGoogle検索不備などに冷水を浴びせかけられた(初音ミク戦役)こともあったが、先日発売のオリジナルアルバムが巷のチャートを大いに騒がせるなど、今や押しも押されぬ立場を確立した。双海亜美・真美は初期アイドルマスターMADの代表作、「とかちラーメン大盛り」で黎明期のアイマスMADを世界的に有名にした立役者。冗談のようだが海外の子供たちの間で広い人気を誇る


五列目:亞北ネルVOCALOID)、咲音メイコVOCALOID)、KAITO弱音ハクVOCALOID

 亞北ネル弱音ハクたちは初音ミクの人気を受けて続々登場した派生二次創作キャラ。前者はツンデレ風味、後者はお色気風味の気配。チューニング次第で多彩な音を奏でることができるミクのポテンシャルを裏付ける事象である。咲音メイコ初音ミクの姉貴分(先行して発売されていたVOCALOID作品)MEIKOをモデルとした二次創作キャラ。「MEIKOのデビュー当時」をイメージした初々しくアイドルらしい映像を数多く抱える。KAITOは同名のVOCALOIDの擬人化で、MEIKOの兄貴分。仕事を選ばない変態扱いだが、その歌声は皆が認める実力派。


六列目:ドロッセル・ジュノー・フィアツェーンテス・ハイツレギスタ・フュルステン・フォン・フリューゲルファイアボール

 健全化への運営の努力により殆どの違法投稿アニメ作品が粛清されたのちのニコニコ動画で、本編が丸上げされたまま、何故か削除されなかったことで大人気を呼んだ「ファイアボール」。ディズニー製作のロボットアニメで、毎話2分程度で全12話の短編。遠い未来の塔を舞台に、アンドロイドのドロッセルと執事ロボゲデヒトニスの生活が描かれている。ドロッセルの髪型がミクのツインテールを彷彿とさせることから「ドロッセルはミクのパクリ」という声も上がったものの、実は制作はファイアボールの方が先だったらしい。


七列目:高木順一朗アイドルマスター)、シャーデンフロイデファイアボール

 高木社長として有名な、アイドルマスターでプレイヤーが所属することになるプロダクション、765プロ社長。ゲームでも他の媒体でも真っ黒な姿で描かれる。ニコニコ動画ではネギを振り回したり、裸で踊ったりする姿も見られていたが、今回その見事な身体捌きを衆目に晒した。シャーデンフロイデファイアボールに登場するロボット。ドロッセルは初見で「サルだわ!」と断定したものの、その正体は不明。詳細は大百科にて。


八列目:和音マコ(UTAU)、天音ルナ(UTAU)、星井美希アイドルマスター

 UTAUの正式名称は「歌声合成ツールUTAU」。人力VOCALOID支援ツール(WAVEファイルの切り張りツール)を基にして作られたフリーの歌声合成ソフト。VOCALOIDシリーズの例に漏れず、本作に登場するキャラクター以外にも複数の人格が確認されている。ニコニコ動画での人気はまだ今ひとつというところ、今年度の活躍に期待したい。星井美希アイドルマスターXBOX360版で突如参入したヒロインでwhoPを代表とした熱烈なファンを獲得したものの、新作アイドルマスターSPではまたしても突然プレイヤーの手を離れたためにファンの悲嘆の原因となっている、気ままな天才。


最後列:ゲデヒトニスファイアボール

 上述のファイアボールに登場する執事ロボット。


欄外
ドアラ(初出右中)、ドナルド(初出左中)、阿部高和(初出左奥)

 ドアラ中日ドラゴンズのマスコットキャラ。何でも歌って踊ること、またそれを見て喝采することが大好きなニコニコ動画住民の嗜好にこれ以上なく適合した個性が受け、一躍ニコニコ動画のアイドルとなった。
 マクドナルドのシンボルであるドナルドもまた同様、謎の音楽に合わせて踊るMADの氾濫によりニコニコ動画の謎の教祖に君臨し、一時代を築いた。500万再生を越す「M.C.ドナルドはダンスに夢中なのか?最終鬼畜道化師ドナルド・M」にその実力を見ることができる。
 阿部高和は成人向けホモ漫画くそみそテクニック」のちょっとワルっぽい自動車修理工で、「やらないか」「ケツにションベン」などのセリフで有名。ニコニコ動画ではファン歌手いさじ氏の活躍により、ニコニコ動画を代表する兄貴としての地歩を固めた。「バラライカ PV いさじ with 阿部ダンサーズ」が有名。


雑記
 THEiDOLST@GEの参入が待たれる。

*1:ニコニコ動画では、ミクにネギ、カイトにアイス、リンレンにロードローラーという具合にそれぞれを代表する小道具をボカロキャラクターたちに与えたがる傾向がある。巡音ルカのリリース前後も、たこルカがアピールする以前には「マグロ派」「グラットンソード派」の両派閥を筆頭に各種主張が激しく対立していた。