わりと役に立つイタリア語

 語学学習において、その言語が用いられる背景を知ることは重要です。

 日本人が学校で学ぶ外国語はアメリカ語ですが、背景がさっぱりわからない。
「父親ははっぴを着てハッピーです」という状況を、著者自身理解しているのでしょうか。

 むしろ、「調査捕鯨は欺瞞じゃないか?」という構文を載せればいいのに。

  Lei è più furba che inteligente.
  彼女はかしこいと言うよりずる賢い。

 (`・ω・`)?
 furbo(ずる賢い)、褒め言葉でありつつ、もちろん若干の皮肉も含む言葉です。
日本語で同じことを言われた場合のニュアンスを逆転させたくらいのイメージ。
抜け目なく立ち回ろうぜ、さもないとめんどくさいじゃん。あふぅ

  Non mi va. ノンミヴァ
    「んー。気が乗らない」


  Non lo so. ノンロソ
    「知らんがな」


  Non mi interessa. ノンミンテレッサ
    「どーでもいいです」


  Boh. ボーッ
    「知らん」


  Non e' colpa mia. ノネコルパミア
    「俺のせいじゃないよ」

 何か提案やクレームを付けられるなどで面倒くさい時、以上のフレーズで対応します。
必要以上に相手に合わせるのは人付き合いを知らない優柔不断の貧弱一般人。
buono si, fesso no(俺は良い奴だが隙はなかった)。疲れるのはこっちなので正直に。
 ただし、礼を失してはこの東洋のサルめと思われますから、一言言い添えます。

  Mi dispiace. ミ・ディスピアーチェ
    「残念です」

 あらゆる面倒ごとに対処できます。Scusi(ごめんなさい)じゃないことに注意。
当然、相手も同じ手法を用いてきますから、けんか腰にならないように。
お互い最小の手間で済むラインの落とし所を探る、ここが重要です。


 ちなみに。クジラについて話題を振られたら、俺は豚の方が好きとか言っておけば良いでしょう。
真面目に話をしようと思うなら、「伝統」であり「職人的作業」でありと主張すると効果的な感じ。
もちろん、彼らの伝統や職人的技芸の素晴らしさについてくすぐっておくことを忘れないように。


 世界は急速に中世へ戻ろうとしている気配。