赤と黒のアレ

赤と黒〈上〉 (岩波文庫)

赤と黒〈上〉 (岩波文庫)

谷間の百合』と対照的なアレ。主人公は序盤からへそ曲がりな反動で後半妙な義に目覚めてしまってアレ。谷間の主人公は序盤妙な義にこだわったおかげで後半アレでアレ。どっちが面白かったかって言われたらマチルドが目立ってきてれつだった分赤と黒のが好みです。何たって特技ツンデレサイクルがヤバイ。相手に釣られてこっちもデレになるといきなり振られる理不尽スペック。デレモードは蹴飛ばしツンモードも無視し、その上で適度に気を引かないといけないんだから主人公は大変。そしてこれがぐるぐる回る。普通ツンデレってツン→デレの移行は時間軸に沿って一方通行なのに。変なの。そして彼の最後はアレ。物語の結末もアレ。でも読む価値はアレ。