すごく萌える本格SF

cujoくんと飲む。
「君に限らずネットの巷は、たとえば萌えアニメを萌えだからではなく、何か偉大な理論に基づいて評価しているように見えるのは耐えられない、生理的嫌悪を感じる」と主張される。具体的には『ハルヒ』などは明らかにハルヒ萌えにキーがあるにもかかわらず、構造が云々、エヴァが云々という話ばかりが目に付く、萌えました、ということを第一義にすえた上で評価するならよい、けれどあまりそうは見えないとのこと。なるほど。

萌えって何か、は一時ネットを騒がした話題ではあるけれど、どうなのでしょう。(すごく萌える)本格推理小説は存在しうるのでしょうか。あるいは(すごく萌える)スポコンは? (すごく萌える)泣きゲーはどうか。実際問題として、すごく萌える(推理もの)、すごく萌える(猟奇殺人)、すごく萌える(超能力)になってしまうような気はするのですが。
萌えはジャンルとの間にどのような関わりを持つのかなあ、と思いながらビールをがぶがぶ飲んだ夜でした。