らき☆すた#7 かなたこなたの間で


色んな意味で喋りすぎる。このテンションが良いという人もいるのだろうけれども僕は正直苦手だ。一種の双方向性の確保というか、視聴者サイドからの突っ込みの余地を計画的に残していた前監督の采配の方が好きだった。
らき☆すたはアニメというよりは作るオタクと見るオタクの間の身内漫才みたいなものなんだから、下手くそな手前フォローはいらない。メリハリのない微妙なツッコミのあとの空虚な刹那が痛々しい。
テレビの中の四人はボケでいい。あとはブラウン管のこちら側がなんとでもする。
それと、かがみを萌えキャラにしようとするのはどういうものか。本気で狙った萌えキャラなんて、今更ネタにもならないと思うのだけれど。
結果笑えないギャグキャラになりつつある姉の代わりに、かつて空気同然だった妹がぐんぐん株を上げているのはひたすら皮肉である。