踊る笑いの間合い: らき☆すた 第三回
一話二話の微妙な感じを吹き飛ばす第三話。
これは面白い。何が面白いかと言えば間の取り方が面白い。あずまんが大王が間を引っ張る系の面白さだったとしたら、らき☆すた第三回の笑いは間を詰めていくタイプの笑いです。なんというか、ダンシング。
欲しいものを手に入れるんだよ? 情熱も投資も必要なんだよ。
でも、買った方が安いときもあるんじゃないの?
世の中お金じゃ買えないものもあるんだよ。
ずいずい間合いを詰めながら「欲しいものの手に入れ方」について強調するこなた。ところで、この会話はテーマ「愛」からの流れです。話題の裏を想像すると色々と面白い。キャラクターが出ますね。ちなみに三話ではその後もこっそり「愛」ネタが続いておりました。OPの微妙な違和感はそのあたりに関わってくるのかもしれません。*1
一方
パンチラしないのは京アニの「こだわりと美学」(リンク)*2などと言って遊んでいたら、らき☆すたEDでも『ふもっふ』ネタの登場。下川みくにの歌う「それが、愛でしょう」。
それまで一話二話と、コンテクストと全く無関係な特撮のテーマソングを並べておいて言い訳にするあたり、いつもながら京アニの商売のあこぎさが際立っています。
しかし、『ふもっふ』のファンであることが明らかにされ、しかもふもっふは原作からほぼ独立した番外編なので当然文庫などにはなっていないのだけれど、「ちょっと小説読んではまっただけよ」などと言い訳してバリバリ『フルメタルパニック』のファンであることを自暴するかがみが実に可愛いので、
『ふもっふ』ED「君に吹く風」が
サンタナの「the game of LOVE」にとってもそっくりだということは、触れないであげましょう!
実際かがみって隠れオタクというか、その手の趣味の人なんですな。
ドラクエの話とか。こう、京アニの手のひらのうえでコロコロ転がされていることが分かっていてもこう、可愛いなあ。俺の嫁。とか思う気持ちは止まらないという。そいでもって「それが、愛でしょう」って
京アニめ。