ぐたぐたなKANONの話

AIRのことを考えていたら何となくKANONへ。あれはあれで構成がかなりぐだぐだで、でも、ちらほら見える感動のかけらみたいなのを頑張って追いかけてみたら最後の最後に――挙げ句の果てに何もかも台無しの結末がやってくるという、まったくもって酷いお話でしたが、なぜかAIRより素直に「面白かった」と言えるのが不思議です。というか実際、彼女のルートの最終局面まで、正直半泣きだったんですけどね僕は。だからこそ、おいおいだめじゃん! だよもんじゃねえ! みたいな感じで大いに憤慨したのを覚えています。先のアニメ版もきっちりだよもんを踏襲してだよもんな結末を迎えていたようですが、今度ばかりはちょっと違うぞ。誰あろう、京都アニメーションのお仕事である。必ず名作になるという根拠はないが――素晴らしい結末に辿り着いてくれることを、僕はさっぱり疑いませんね。ああ秋が楽しみ。