王であるキリストの日

カトリックの教会歴では年度の締めくくりの主日(日曜日)となるようです。復活祭や聖霊降臨や三位一体等々いわゆる”何々の主日”はたくさんあるわけですが、それらすべての総括として「つまりキリストが大事なんですよ」ということをしっかり確認する日、とでも言ったところ。あるいは”丸一年をかけてキリストの足取りを追う物語の、開演以来千九百数十何回目の結末の日”であって、そう考えるとこの地味な日曜日はなかなか歴史的に豪快な一日なのでした。そんなわけで来週日曜日11月27日はいよいよ待降節第一主日。クリスマスまで四週間に渡って続くアドベント――新しい物語の序曲が始まり、暦が新調されることになります。街角にもクリスマス飾りなどが現れはじめ、気分も盛り上がることでしょう。今から楽しみですね。予定はありませんが。