FATE/hollow ataraxia

そんなわけでFate/まぬけ時空を開始しました。なんてこと――四日間がくるくる廻りますよ。薄々予想はしていたとは言え、これでは『歌月十夜』とまるっきり同じではありませんか！　そのくせ、もとの物語がどうにも陰惨なため、歌月十夜のような超越的ほのぼの世界を期待した人（つまり私）は、求めよされど与えられぬーな感じで大いにガッカリです。言い換えるなら、『歌月十夜』が『月姫』という既に閉じた物語の外に展開された完全なファンディスクであったのとは全く異なって、『hollow ataraxia』は『Fate/stay night』という今なお終わらない悪夢の中に取りこまれている陰鬱なループである、と言っても良いでしょう、たぶん。クリアしていない段階でこれ以上総体について語るのは、ある意味恥さらし以外の何ものでもないでしょうから、そろそろ控えねばなりません。けれど、ただ一つ確かに言えることがあります。きのこさんは相変わらずハッタリが強烈です。