シンフォニック=レイン リセ 待降節

工画堂スタジオ シンフォニック=レイン愛蔵版

めげずにリセパート開始。リセルシア、ファルと同じ色の髪を持つ少女。ファルの結末を知った後では、その祈るかのように手が合わせられる立ち絵が、いつかどこかで見た姿のようで、なにやらとても脅迫的です。さて「お気になさらず」を連呼したファルに対し、彼女は「ごめんなさい」を連呼。結局そういうことなのでしょうが、どういうことなのかはまだ保留。

一方、「トルタからの距離を離そうとして、他の誰かとの距離を縮めてしまっているのではないか」という可能性に思い当たるクリス。けれど、彼はそれを深く考えないことにしました。実際、ファルシータパートにおいてもそうでしたが、リセとの物語においても、彼の行動は「トルタから距離をとろう」とするクリスの動機から始まります。そしてそれが、結果としてアル以外の誰かと結ばれてしまいかねない選択だと理解しても、彼は躊躇わない。

これはなんだかおかしい。だって、トルタから距離をとる理由が、彼の言う通り、アルへの裏切り――彼女を振ってしまうこと――への恐れなのだとしたら、合理的に考えて、彼はパートナーとして男性を選ぶべきなのです。そう、あんなにトルタと結ばれることを忌避しているのに、他の女性と結ばれることに対して彼は、あまりにルーズと言わざるを得ません。


結局のところ、クリスは

たとえどうなろうとも絶対にトルタからだけは距離をとらなければならない

と考えている模様なのです。