冬に咲いた花たちは

ファルシータ編クリア。なんて美しい。ラスト数分の愛に満ちた、しかし見事に狂った会話。彼女が言っているからこそ通用する理屈だが、美人ならばこそ、言うことなすこと全て正当化される。美とは正統性なのだ。とは言え十人前の器量ではなく、また人十倍努力する才能を持っていたことが、彼女にとって幸運だったのかどうなのか、私には判断できない。もちろん、彼女なら、なんでもないかのように笑って即断することは明白だとしても。空っぽの二人は、あのあとどこまで登っていくのだろう。切ない。