きらく学生生活支援家電

 一般の学生にとって、PCは「ワープロ」であり「ニュースソース」であり「娯楽用品」です。学生は文章を書いて遊んで寝るのが仕事ですから、ネットにつながった(重要)PCが一台ありさえすれば、それだけで比較的快適な学生生活がおくれます。もちろんPCなどなくても文章は書けますし、新聞も読めますし、徹夜で麻雀もできますが、PCがあれば全てをより効率的に行える、ということです。
 中でも学生にとって最も重要なPCの機能はワープロ機能、すなわち文章を作成する機能だと言えるでしょう。学科ごとに程度の差こそあれ、大学生は大量のレポートを提出する必要がありますが、それらはPCのワープロ機能を使用することで、ごく快適に仕上げることが可能です。ワープロは「入力の容易さ」「編集の容易さ」「複製の容易さ」と言った面で、手書きに対し圧倒的に優位にあるからです。
 つまり、辞書を引かずとも漢字を使用できますし、いかにキーを乱打しようとも印字は綺麗ですし、書き損じても跡形もなく消せますし、付け足しも推敲も自在です。キーワードを適当に羅列しておき、それらを適当につなぎ合わせ、適当に修辞をつけて規定の文字数に合わせれば、レポートは完成です。
 それでも行き詰まった時には、インターネットに接続すれば、心の慰めはいくらでも手に入るでしょう。インターネットには、そのような心寂しい人々が多く集っていますから、友達をつくるのは造作もない。彼らと適度に書簡のやりとりを楽しむことには、気分転換のみならず、タイピングの上達というメリットもあります。だからPCとネットは切り離してはいけません。テレビを買ってアンテナを立てないようなものです。
 学生生活に自分用PCは不可欠ではありませんが、あると大変便利です。まあ携帯電話のようなものだと理解して貰えれば良いでしょう。なければないでなんとでもなりますが、一度手に入れると手放せません。私は購入をお薦めします。


大学生協に頼まれて新入生向けPCの推薦文を書いたが断られた。