アイマス雑感


 僕の周囲で相当評価の高かった(みんながあんまりブーブー言わなかった)アイマスOFAは、やっぱり、予想を超えない範囲のファンを満足させた感。今じゃ据え置き機がハッピーにできる範囲は想像通りに小さいってことなんだろう。

 据え置き機でないと味わえないあの馬鹿みたいな美麗グラフィック、その存在自体据え置き機を導入してはじめて知ることになるからどうにもオーウという感じ。考えて見れば昔はstage6があったから良かったね。
(と言っても、それでも据え置き機をわざわざ買おうって人はそこまでいないだろうけど。)

 内容があんまりにもすごく真っ当だから、いよいよアイマス第1世代も成仏かという感想も聞こえてくる。918騒動以来沈鬱だった界隈で、劇場版っていう予想外の第2幕が大好評に終わった今、もはや未練もないだろう。OFAは家庭用アイマスの墓標になるかもしれない。


 一方で、いよいよ高まるライブの人気。才能があって努力している若い女の子がある一瞬冗談みたいに輝くのはたぶん人類史を貫く事実なんだけれども、だからこそ今このときを覚えておきたい。

 アイマスMADが信じられないくらいに楽しかった時期も、アイマスアニメがめちゃくちゃ楽しかった時期も既に過去だ。世代交代真っ最中の今も、すぐに手の届かないものになる。時間は戻らない。

 アイマスにとって、それぞれのシーズンを彩ってくれる歌があるのはとても幸せだ。あのときこの歌を歌っていた子のことを思い出すことができる。付随するエピソードも。あんなこともあったし、こんなこともあった。

 なにせ人数が多いし、若い女の子たちのことだから、色々つらいことも起こるだろうけど、これまでの経過を見る限り、最後にはわりと帳尻があってくるのがアイマスっぽい。いいことにも悪いことにもそれなりの結末が。