5分でわかる宇宙世紀

　山ほどあるガンダムシリーズを今さら見てらんない人向けにご紹介。

初代ガンダム「戦争を終わらせるにはニュータイプが必要だよね」
おすすめ度：☆☆☆☆☆　文句なしに面白い作品です。

　よくわからないのですが、戦いの中で人類の革新が生まれ、ニュータイプの共感で戦争がどうにかなるかも、という話のようです。しかしニュータイプ同士のアムロとシャアがララァを巡って殴り合いしたあげくララァが死んだので、戦争はどうにかなったけど遺恨が残りました。

Zガンダム「だが断る」
おすすめ度：☆☆　正直しろうとさんにはお勧めしかねます。

　よくわからないのですが、天然ニュータイプはアムロより一歩進んで、空手が出来るシンジ君みたいなものに進化したようで最強に見えます。でもシンジ君なので惚れた人工ニュータイプが死んだり死んでも代わりがいたりできがくるって死にます。死んでませんが。

ZZガンダム「ハマーン様はさみしい」
おすすめ度：☆☆★　馬鹿にされてますが、後半以外と良作に。

　よくわからないのですが、暗いニュータイプはもう時代遅れ、あかるく楽しく格好良く。そこで「アニメっぽくないOPテーマ」を発注したら歌詞に「アニメじゃない！」と歌われて大失敗する話のようです。敵のハマーン様が何をしに攻めて来たのかは最後まで謎です。

逆襲のシャア「俺の女取った憎いアムロは死ね」
おすすめ度：☆☆☆☆　いくつになっても可愛いシャアを満喫できます。

　よくわからないのですが、アムロにララァを殺された、むかつく、とかねがね思っていたシャアが戻ってきて、隕石を地球に落っことしてアムロごと過去のしがらみをぶっ飛ばそうとする話のようです。ニュータイプは結局何の役にも立たないことがわかりました。

ガンダムF91「時代は学園ラブコメだよね」
おすすめ度：☆☆☆★　SF風味の青春もの映画です。

　よくわからないのですが、ヒロインが歴代ガンダム中随一の可愛さを誇ると評判の話のようです。バランスを取るためか変態おやじが色々出てきます。触手とか。富野監督はニュータイプより新貴族主義に興味が出てきた模様。この辺はVガンダムでおおっぴらになります。

Vガンダム「カテジナさんはヤンデレ」
おすすめ度：☆☆☆　必ず見ておくべきと言いたいのですが、長い。

　よくわからないのですが、さすがの富野監督もニュータイプとか人類の革新とか妄想を止めたようです。愚民なんてみんなくるくるパーにしてしまえばいいんじゃ。ラリパッパ。ニュータイプがいないので戦争は終わらず、その後も長く後を引いた模様。

　こうして、富野監督の妄想した宇宙世紀は、ニュータイプへの幻滅、愚民はくたばれ、的な衝撃の幕引きを迎えました。当然人間の諍いとか解決してません。その後どうなったのかと言えば、ターンエーガンダムの黒歴史に飲み込まれて、何もかもぐだぐだにされた模様。富野監督って基本的に女の人嫌いだと思います。

【番外】
ガンダム0080ポケットの中の戦争「これが本当の戦争だ」
おすすめ度：☆☆☆　プロットは良いのに、時間不足が痛すぎます。

　初代とZの間に起こったサイドストーリー。よくわからないのですが、ニュータイプは1人も出てこないお話のようです。結果として戦争のむなしさ痛ましさについて語る、ごくまっとうな反戦アニメができてしまいました。泣けます。結城さんの小説版超オススメ。

ガンダム0083スターダストメモリー「女の人って怖いよね」
おすすめ度：☆☆☆☆　おもしろエンターテイメント。劇場版は罠です。

　初代とZの間に起こったサイドストーリー。よくわからないのですが、夢見がちな男どもを手玉に取る女性陣が大活躍する話のようです。ガンダム三大地雷ヒロイン筆頭の悪事をご覧下さい。ちなみに残り2人はクェス・パラヤ（逆シャア）、カテジナ・ルース（V）。

ガンダム08小隊「敵とだって話し合える（LOVE&PEACE的に）」
おすすめ度：☆☆☆★　DQNカップルが嫌いでなければ。

　初代と同時代の地上戦を描いたサイドストーリー。よくわからないのですが、ジオン貴族のお姫さまが登場するお話のようです。なにこのエロゲ。ニュータイプは出てこないのでごく古い地球人的な発想で反戦を語ります。子どもも作ります。銃殺だ。