ピコピコハンマーで叩き合う祭り
スペインのカディスという街にはピコピコハンマーで叩き合う祭りがあるらしい。その昔カディスを訪れた名高い聖人サン・マルテッロが、当時近隣住民を悩ませていたタチの悪い悪魔憑きの少年を再征服時代以来の土地の貴顕の所有であるところの由緒ある業物のウォーハンマーで思い切り叩き伏せることで首尾良く除霊(サツガイ)した際、悪魔の断末魔であったのかどうか彼の脳天から非常に大きな音がしたことに由来する盛大な祭りであり、イミテーションのハンマーで相互に悪魔を祓い一年の無事と健康を祈り合う儀式として今日に伝わっている。なお、この戦槌は現在も街のサンタ・マッツァ大聖堂の礼拝堂で見ることが可能で、聖堂付属宝物庫の売店では各種の聖別されたハンマーを購入できる。と今想像した。祭りがあるのは本当。