ずれた魅力?

有名Pの間ではもうシンクロ当たり前、歌詞もすげ替え、効果びしばし、という世界が展開されている今日この頃ですが、新規Pの方々のある意味のどかなMADの持つ不思議な魅力に興味津々です。特に強烈な効果もなく、ふりのタイミングはたまに合えば良い程度(失礼)、普通に考えたら現在の高度なアイマスMADの世界では通用しないんじゃ・・・という感じの作品なのに、なぜか最後まで見てしまう。


↓特に、クリスマス春香の魅力は理屈を超えていると思います。

ニコニコ動画(RC2)‐アイドルマスター 「ジングルベル」 春香Xm@s
お世辞にもシンクロが上手とはいえないのに、それがまた春香っぽさを醸し出している作品。
全体からクリスマスのほんわか気分が伝わってきます。Pさんのコメントもとぼけていて面白い。


ニコニコ動画(RC2)‐アイドルマスター 春香 Swinging night(Cocco)
ダムPのあの作品に別の曲をつけて再構成。歌詞字幕は上書き。時々はみ毛。
普通に考えたら「やっつけ」で終わりそうなのに、不思議にすてき。


ニコニコ動画(RC2)‐部屋とYシャツと私
なんだこの高画質&高音質(笑) だんだんずれていくシンクロなど問題もありますが
そういう文句をカバーしてあまりある魅力。雪歩可愛いなと素直に感心。


春香が二つも出ていますが僕の趣味です。3作品全てに当てはまるのは、キャラクターをそのまま見せていることではないでしょうか。特に気合いを入れて切ったり貼ったりするわけでなく、場面場面のリズムに合わせてオリジナルPVのシーンを配置していく感じ。おかげでシンクロという側面では甘さが目立ちますが、ダンスの流れとでもいうのか、そういうものが緩やかで、落ち着いた魅力を発揮している気配。『アイドルマスター』のスペックの高さをあらためて認識させてくれます。
シンクロの決まりまくった作品は一種のドラッグのようなインパクトを与えてくれますが、なんというか割とずれているのもありかなあ、などと思うのでした。素材の良さに逆らわない加工というか、素材の味を生かした調理というか。自然なカットが続いた後、ふとシンクロした時の印象は鮮やかですし、なにせこのアイドルたち、ただ歩いてるだけでも可愛い化け物揃いなのです。


ニコニコ動画(RC2)‐アイドルマスター しっぽのきもち 雪歩
かと思えばこういう「描いてみた」要素の持つパンチ力の凄さは否定できず。
丁寧で手慣れたつくりの作品はやっぱり格が違うというのはありますね。
でも素朴な魅力も捨てがたい。自分のできることを素直にやるのが一番?